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今日は白米が食べたい!そんなとき以外は、気候に合わせて玄米や分搗き米を炊きます。でも、私はお米はもっちりが好きなので、玄米だけや分搗き米だけでなく、玄米餅米や黒米、雑穀などをプラスしています。いろいろなものを試しましたが、これぞ、というものにはまだ出会っていませんでした。そんなときに現れたのが「赤村の赤米」です。
自家採種、自然栽培、天日干しの赤米
何かを買うときに大事にしていることは、お金というエネルギーをそこに回したいかどうかです。作り手の手を離れてからお店に並ぶまでに何が起きているかがどうしても気になってしまいます。その商品が売られるために、誰かが苦しんでいないだろうか? 環境や自然、動物などを苦しめていないだろうか? さらに、食べることは毎日のこと。たまの贅沢は別として、日々食べるものは、自分のお財布にとって負担でないことも大事です。
この赤米は、福岡県田川郡赤村に住む後藤彰さんが「その稲穂の美しさに惚れて育て続けている」というもの。赤村は人口3300名程度、水がきれいで農産物がおいしいと評判の小さな農村です。そんな赤村にある農薬も肥料も一切使わない「自然栽培」の田んぼでカエルやトンボ、イモリなどと一緒に育っている赤米は、手植え、手刈り、天日干し、そして自家採種という、最高のスペックです。さらに育てている理由が「稲穂の美しさに惚れて」。心を込めて作った料理と、そうでない料理のできあがりが大きく違うように、作物もやはり、作り手がどんな状態かが大切なように思うのです。
毎日食べても飽きないおいしさ
赤米は赤飯の原形、お米の原種の性質を持つと言われている古代米で、食物繊維やカルシウムなどのミネラルが豊富です。赤米の赤色は、発ガン抑制やコレステロール低下にも作用すると言われている、タンニン系の色素。一粒蒔けば2000粒以上に増える、自然のエネルギーたっぷりのお米です。栄養バランスや健康が気になる方にもいいかもしれません。
私は米1カップに対して大さじ1を加えて炊いています。玄米と合わせると、ほどよいもっちり感がでるので気に入っています。炊きあがりは、ほんのりとした桜色。色も味も主張しすぎないので、日常使いにぴったりです。
<浸水時間ゼロの玄米の炊き方>
玄米の炊き方はほんとうにいろいろありますね。私はそのときに食べたいものを食べたいので、玄米を長時間浸水するのは非現実的。浸水なしでの炊き方をご紹介します。
玄米と赤米を合わせて洗い、土鍋や厚手の琺瑯鍋に1.5倍弱の水とともに入れて極弱火にかけて30〜40分。蓋を開け、中強火で沸騰させ、塩を1カップに対してひとつまみ加え、蓋をして弱火で30分炊きます。火を止めて15分蒸らしてできあがり。
商品名:赤米
価格:¥700(税込)
容量:300g
※掲載情報は 2016/04/22 時点のものとなります。
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キュレーター情報
瞑想&セルフケア案内人
松永真美
東京外国語大学卒業後、出版社に勤務。料理雑誌の編集者時代にマクロビオティックやヨガ、瞑想に出会い、これらの学びと実践をスタート。さらにベジタリアン・ヴィーガン料理、自然療法、アロマテラピー、アーユルヴェーダなどホリスティックに心身を調えるメソッドについて多角的に学習、実践。ヴェーディックな心身の調え方を軸にし、アーユルヴェーダの考え方を日本の食文化に落とし込んだ生活スタイルに行き着く。2012年、大学時代に感染して以来続けてきた西洋医学によるHIVの治療をストップし、東洋医学でのケアに切り替える。現在は日々の食事と日本のハーブ、瞑想、呼吸法でHIVとともに生きる心身のケアを行っている。自分をケアすることに向き合ってきた経験を生かし、現在は瞑想指導やそれぞれに合うセルフケア、ライフスタイルの指導を行っている。
日々の食事や、食を通じての心身のととのえかたを綴った「あるベジタリアンの食卓」をwebマガジン「マイロハス」にて連載中(http://gene-media.com/tags/cat747)。