古くから東京の“北の玄関口”として親しまれてきた上野駅。昔に比べ便利になりましたが、今も多くの特急列車の始発駅でもあり、旅の拠点として活用する機会も多いのでは？ ここでは上野駅の駅構内、または駅近くですぐに買えるおみやげをご紹介します。帰省時の東京みやげがうっかり足りなかったときや、東京出張の手みやげを探す時間がないときなどに、ぜひお役立てください。

東京でも上野で生まれた老舗の味を求めるなら、『みはし』の「あんみつ」はチェックしておきたい逸品です。秘書の遠藤さんも違いのわかるエグゼクティブにも安心してお贈りできると太鼓判を押す、定番みやげです。上野駅構内の【アトレ上野】にある支店も便利ですが、上野公園の入り口近くにある本店も駅から歩いて3分ほどの距離。乗車前の一息にいかがでしょう。

同じく【エキュート上野】にお店を構える『和楽紅屋』。こちらは、日本を代表するパティシエのひとり・辻口博啓さんが手掛ける、様々な新感覚“和スイーツ”を発信する和菓子店です。10種の和食材と、洋菓子のラスクがコラボレーションした「彩り和ラスク」は、その名の通り色とりどり。きなこや抹茶などの定番から、味噌、柚子こしょう、ごぼうなどの珍しい味わいまで楽しめます。

【エキュート上野】からもうひとつ。季節の果実をそのまま活かした創作菓子が評判の『源 吉兆庵』。岡山・鎌倉・銀座の３カ所に本店を構えるこちらのお店は、東北には岩手と宮城を除いて支店がありません。少し変わり種の和菓子として、和栗の風味豊かな甘くて温かいスープが味わえる「和栗のポタージュ」はいかがでしょう。寒い東北地方へのおみやげに、温かスイーツはぴったりです。

※期間限定商品のため、販売していない場合もございます。詳しくは店舗へお問い合わせください。

上野駅の広小路口を出ると目の前にある『岡埜栄泉（おかのえいせん）総本家』。なんと明治６年に創業という老舗の菓子司。一番人気は、ほんのり塩味のお餅と甘みを抑えた大納言餡との組み合わせが絶妙な「豆大福」。お店は18時までですが、すべて手作業で毎日夜中から作りはじめ、朝一番に店頭に並ぶ豆大福は、午後の早い時間には売り切れてしまうこともあるほどの人気。一度は試しておきたい上野名物のひとつです。

老舗のお次は、新名物になるべくニューカマーをご紹介します。上野駅不忍口向かいにある商業施設【上野の森さくらテラス】にあるお店『イアコッペ』は、小学校の給食が懐かしくなる「コッペパン」の専門店。焼そばパンやたまごサンドなどの定番から、ステーキやティラミスなどの変わり種までずらりと並びます。西日暮里で大人気のパン屋『イアナック』が手掛け、パンには自家製酵母を使用。車内の軽食にもちょうど良いサイズです。

上野で乗り換えならば、東京随一の商店街【アメ横】で安い食材を調達する人も多いでしょう。食材はもちろんあらゆるものが揃うアメ横の中で、知る人ぞ知るグルメがこちら。店内で食べるも良し、お土産で持ち帰るも良しのアメ横名物、昭和32年創業の『昇龍』の直径およそ10センチの大きさはあるジャンボ「餃子」です。持ち帰りには既に焼いてある餃子のほか、生餃子もあります。

※2017年4月現在、こちらの店舗は休業中です。別店舗にて営業中とのことですが、テイクアウトに関しては直接店舗にお問い合わせください。

東京のおみやげとして絶大な人気を誇る『資生堂パーラー』のお菓子。毎回悩むけれど、結局資生堂パーラーに落ち着くという人も多いようです。そんな方にもおすすめなのが、「季節限定のチーズケーキ」。上の写真は春季限定の“さくら味”ですが、今の時期なら冬季限定の“いちご味”が楽しめます。【松坂屋上野店】は上野駅のお隣・御徒町駅下車すぐ。上野駅からも歩いて10分かかりませんよ。

※季節限定商品のため、販売していない場合もございます。通年商品として定番の「チーズケーキ」もございます。