12月になりました。年の瀬をひしひしと感じ始めるころですね。今回はそろそろ準備を始めたい年末年始のパーティーや、お世話になった人への贈り物に最適なグルメをご紹介します。どれも由緒あるコンテストや選考会で金賞に輝いた逸品です。有終の美を飾るにふさわしいグルメで、一年を締めくくってみてはいかがでしょう。

大切な人への贈り物に世界で評価されるショコラをご紹介します。フランスで最も権威あるショコラ愛好会【クラブ・デ・クロクール・ド・ショコラ】による品評会で2011年より5年連続、最高位のゴールドタブレットを獲得した『パティシエ エス コヤマ』のチョコレート。2015年の【インターナショナルチョコレートアワード世界大会】でも4部門で金賞を受賞し、チョコレートの新たな味わいに出会えると絶賛されています。

静かなブームとして席巻するクラフトビール界の中で、日本代表としてまず名が挙がる「箕面ビール」。その受賞歴は華々しく、ビールのオリンピックとも言われる【WPA】で2012年に、イギリスのビール専門誌『Beers of the world』主催の【WBA】で2013年から２年連続3部門、ビールのオスカー賞とも言われる【BIIA】で2011年にそれぞれ金賞を受賞しています。ビール好きなら一度は味わっておきたい珠玉の地ビールです。

年末年始の慌ただしい時間にほっと一息入れるなら、宮崎県新富町の日本茶専門店『新緑園』のお茶はいかがでしょう。全国選りすぐりのお茶の出来映えを競う【平成27年全国茶品評会静岡大会】で、一等一席の農林水産大臣賞と一等二席の農林水産省生産局長賞のダブル受賞を果たしました。また、【世界緑茶コンテスト2008 】でも最高金賞を受賞し、ANAファーストクラスでも採用されていることからもおいしさが実証されていますね。

お次は、日本一の日本酒もチェックしておきましょう。2015年の【全国新酒鑑評会】において、県別最多の24個という金賞を獲得した福島県。福島県の金賞受賞数日本一は、実は3年連続という快挙。その中で注目したいのが、16年ぶりに金賞を受賞した喜多方の酒蔵『夢心酒造』の純米大吟醸「夢心」。香り高いお酒が優位な中、おだやかな食中酒で金賞を見事もぎとり、鑑評会に一石を投じた奇跡のお酒と高評を得ています。

同じく福島県から、世界一のお米をご紹介します。米の食味世界一を決める【米・食味分析鑑定コンクール国際大会（米・食味鑑定士協会主催）】にて、7年連続で最高賞の金賞を取り続けているお米が天栄村で栽培される「天栄米」です。漢方肥料を稲にかけ、手作業での除草や田んぼ全体に特殊な紙を敷くなど、手間も時間もお金もかかる農法で作られる“漢方米”。プロの農家の心血が注がれた高級米は贈り物にも最適です。

すでに食習慣に取り入れている方も多い、美容果実の“アサイー”。そのアサイーで作られる「効酸果」は、世界最大規模の飲料の祭典【ベバレッジ・イノベーション・アワード（BIA）】のベストビューティードリンク部門で2011年に最優秀賞に輝いたほか、世界的に知られる映画賞【アカデミー賞】の受賞者に贈られる記念品に２年連続で選ばれました。一度試してみたい世界に認められたビューティードリンクは、自分へのご褒美にもおすすめです。

国内に600以上のワイナリーを有すニュージーランドで、日本人醸造家により作られるワインがこちら。2004年より南島ネルソン地域で植樹が開始されたワイナリー『Atamai Village wines』でKohei Koyama氏が手掛けるワイン「Atamai Village Sauvignon Blanc 2014」です。ニュージーランドでもトップクラスの称号である【Air New Zealand Awards】で金賞を受賞した白ワインは、爽やかな香りにほのかな甘みが広がります。

最後にご紹介したいのが、フランスでは幸福を運ぶとして新年に食べる伝統菓子「ガレット・デ・ロワ」。パティシエの技術と個性がはっきり出る、このフランスの伝統菓子を日本に伝えたいと設立された、名だたるパティシエが理事を務める団体【クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ】が主催する大会で、2012年に優勝したのが『パティスリー メゾンドゥース』です。日本一の「ガレット・デ・ロワ」で新年を迎えてみてはいかがでしょう。