記事詳細
紹介している商品
ビジュアルでも喜びを与えられるホテルテイクアウト
兼ねてからリゾートホテルのテイクアウトグルメには注目している。料金の高いホテルのレストランならば最上のグルメを楽しめるだろうが、リーズナブルな旅を求めるゲストにとってはハードルが高い。そんな時にホテルお手製のテイクアウトグルメがあれば、リゾートホテルならではの広い客室で、ゆっくりとホテルグルメを味わうことが出来る。
それが都市型のリゾートホテルになれば、ステイのゲストばかりでなく、自宅で楽しむために買い求める人々も多い。滋賀県琵琶湖畔のリゾートホテル「ロイヤルオークホテル スパ&ガーデンズ」はまさにそんなホテル。ゆえにテイクアウトのラインナップには注目だ。
ホテルのテイクアウトグルメといえば、スイーツは定番であるが、こちらのホテルでは、既に本連載でも紹介した「近江牛炭火焼弁当」や「ISHIYAMAステーキ重」など、ボリューミーで本格的なお弁当が提供されている。
今回は、人気の「近江牛炭火焼弁当」が販売されているホテル内の和食レストラン「和吉野(わ きつの)」で、お土産にも適しているというテイクアウトグルメを紹介したい。
「ホテル特製 穴子寿司」がその逸品。
まず驚くのがそのビジュアル。30センチ以上の国産穴子1本をまるごと使用。お土産で持って行けば、丁寧に包まれた箱を開けた瞬間、歓声が上がることは必至。鼻高々である。丁寧にカットされてあり、食べやすさも抜群。テーブルで気心知れた仲間でワイワイつまむシーンを想像してしまう。
口に含んだ瞬間、旨味が凝縮された国産穴子の香りとふわふわした食感に感動。シャリの中にも刻まれた穴子が入っており、穴子の存在感が立体的となり圧倒される。
みんな寿司が好きだ。食べ慣れたストレートな生寿司も嬉しいが、こんなセンス溢れる変化球であれば、ワインやシャンパンも用意したくなるような、オシャレな自宅ダイニングとなる。寿司にもセンス。見て食べて大満足の穴子寿司だ。
※前日までに要予約
※掲載情報は 2015/11/21 時点のものとなります。
- 9
キュレーター情報
ホテル評論家 旅行作家
瀧澤信秋
ホテル評論家、旅行作家。All About公式ホテルガイド。ホテル情報専門サイトHotelers編集長。日本旅行作家協会会員。日本を代表するホテル評論家として、利用者目線やコストパフォーマンスを重視する取材を徹底。その忌憚なきホテル評論には定評がある。フィールドは、ホテルステイからホテルグルメ、ホテルにまつわる社会問題までと幅広い。テレビやラジオ、雑誌などへの露出も数えきれず、業界専門誌への連載も手がけるなどメディアからの信頼も厚い。また、旅行作家としても旅のエッセイなど多数発表、ファンも多い。2014年は365日毎日異なるホテルへチェックインし続ける365日365ホテルを実践中。「365日365ホテル 上」(マガジンハウス)として上半期のホテル旅の記録をホテルガイドも兼ねて上梓した。著書に「ホテルに騙されるな!プロが教える絶対失敗しない選び方」(光文社新書)などがある。