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福岡の街で語り継がれている永遠のあこがれダックワーズ
スイーツの職に携わっているならば、一度は触れるべきものとも言える「16区のダックワーズ」。
そんなキャッチフレーズが付いているのではないかと思われるような重みあるスイーツ。このダックワーズは、福岡のケーキ屋の名店である16区の店主であり、日本の洋菓子業界のトップを走る三嶋隆夫シェフの考案で、今でも語り継がれている1品です。アーモンドと粉糖とメレンゲが主体である生地にアーモンドペーストとバタークリームを混ぜ込んでサンドしたお菓子。触感がしっかりありながら中はふんわりとしているのと、何よりも小判の形をしているのが特徴。手でもって食べるにはちょうど良い大きさで、手軽さが人気の理由でもあると思います。
由来としては、三嶋シェフがフランスで修業をしていた時代に、通常はムースなどの土台として使われていたアーモンドの生地を和菓子のような新感覚の焼き菓子を作ろうと考えられ、試行錯誤を繰り返して開発をされています。現在のお店16区にてダックワーズという名前で販売を始めました。
今では、16区の店舗だけでなくあらゆるケーキ店などでダックワーズは展開されて、私たちの手元に届いていますが、元祖は福岡のこのお店から発信されているのです。
フランスからも、シェフを訪れてレシピを教えて欲しいと言われるくらいにダックワーズがフランスでも語り継がれているようです。
16区のスイーツは他にも生菓子はもちろん、マロンパイやブルベリーのパイなどの季節のパイも並びます。どのお菓子も歴史あるもので、さらに美味しさはもちろんの評価があります。福岡で発信されている元祖ダックワーズをぜひ訪れて、またはお取り寄せして食べてみてください。
きっとシェフの熱意を感じることが出来ることと思います。
※掲載情報は 2015/11/16 時点のものとなります。
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キュレーター情報
スイーツプランナー
山口真理
福岡と東京を拠点とし、カフェや企業などのメニュープランニング多数。全国を訪れて生産者と出会い、食卓をつなぐパイプ役として素材をベストな状態でスイーツに添えるレシピ提案をする。福岡県農商工連6次化産業開発アドバイザー。農家をピックアップした冊子と食材をセットで送る「ふくおか食べる通信」レシピコーナー撮影フードスタイリスト並びにメニュー開発。フードコーディネーターとして撮影スタジオでのフードスタイリングも多数。Yahoo!JAPAN「日本の定番選定委員会スイーツ101」選定人。フェリシモ商品「シリコン型お菓子の会」「ミニシリコン型お菓子の会」プロデュース。フェリシモ出版「毎日のごはんを楽しく作る雑貨のカタログSweetsBook」ポプラ社「スイーツの仕事」出版。文化放送「ピピットサンデーWakuwakuMix」出演。