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むき出しの山肌と岩をカクテルで表現
先日、とあるテレビ番組の取材を受けた際に、私が群馬県の出身ということで故郷にちなんだオリジナルカクテルを考案・紹介してほしいという依頼を受けました。群馬県には『赤城山』『榛名山』『妙義山』の上毛三山と呼ばれる山々があり、県民に広く親しまれております。生まれてから19年を群馬県で過ごした私にとっても、この上毛三山はとても愛着がある山々です。そんな上毛三山をイメージした3種類のカクテルを作らせていただきました。
赤城山、榛名山、妙義山とそれぞれにちなんだカクテルを作成しましたが、その中で今回ご紹介するカクテルは『MYOGI』
その名の通り、妙義山をイメージしたカクテルです。妙義山と言えば日本三大奇景の一つでもあり、山肌がむき出しで岩だらけのごつごつしたイメージが特徴です。私も小さい頃から何度か訪れたことがありますが、一見の価値があります。首都圏からも近いですので、是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。
今回、群馬県のカクテルを考案するにあたって必須条件となったのが、群馬県の名産を使うことでした。その中でいくつか厳選をしたのですが、群馬県の名産品で有名なのは、なんといっても『こんにゃく』。その中でも今回使用するこんにゃくは、私の生まれ故郷でもある群馬県沼田市の雪国アグリさんから発売されているコーヒー味の『こんにゃくゼリー』です。近年のヘルシー志向からか色んなメーカーさんからこんにゃくゼリーが発売されておりますが、このカクテルに一番合うのはやはりこのコーヒー味のこんにゃくゼリーかなと思います。
では群馬県オリジナルカクテルMYOGIのご紹介と作り方です。特徴ある山肌の色は『カルーアミルク』で表現しました。まずは、グラスに氷を2~3個入れます。そこにコーヒーリキュールのカルーアを30mlと牛乳90mlを注ぎます。そうしたら、ゆっくりと優しくかき混ぜてあげるとカルーアミルクが出来上がります。
ステア(かき混ぜる)して作るカルーアミルクは甘く、手軽に作れるのでお好きな方も多いと思います。ですが、これだけでは唯のカルーアミルクになってしまいますので、ここで岩をイメージした先ほどのこんにゃくゼリーを投入。このこんにゃくゼリーを細かく切り刻みます。こんにゃくゼリーを投入したら再度、優しくかき混ぜてあげてください。
イメージとしてはタピオカドリンクのような感じになりますので、ストローでゼリーと一緒にお飲み頂けます。甘く、ヘルシーにお楽しみいただけるこちらのドリンクは女性の方にオススメです。
前回の記事と同様、このカクテルはお店で普段出しているものを『おうちで作れるレシピ』にアレンジしています。フルーツ味のこんにゃくゼリーを使っても美味しく作れます。是非、ご家庭でも楽しんでみてください。
MYOGI―妙義―(こんにゃくカルーアミルク)
カルーア:30ml
牛乳:90ml
氷:2~3個
こんにゃくゼリー(コーヒー味):3個
※掲載情報は 2015/11/07 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フレアバーテンダー
宇敷勝巳
2000年 新宿サントリー/クラシックジガーバーに入社し、バーテンダーとなり、本格的にお酒の勉強を始める。
2001年 トム・クルーズ主演の映画カクテルを観てフレアバーテンディングを始める。
2010年 カナダで行なわれた世界大会でフレアバーテンダー世界チャンピオンの座を獲得。
同年、シルク・ドゥ・ソレイユのオーディションにも合格し、世界唯一ボトル5本・6本ジャグリングをこなすフレアバーテンダーとして登録パフォーマーとなる。
2011年 プロのフレアバーテンダーに転向。
ショーを専門とするプロのフレアバーテンダーとして全国各地のウエディング、パーティ、各種様々なイベント、その他「アメリカ・カナダ・台湾・香港」など海外でもショーを演出。
この頃よりTV、CM、雑誌、新聞など、様々なメディアにも出演。
2012年 銀座にて自身のBARを開業。
2015年現在では都内4店舗、静岡1店舗のBARを経営する傍ら。フレアバーテンダーとしての活動も広げており、各種メディア出演・ショー出演なども多く、その名を知る者は多い。