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酢豚にパイナップル、ポテトサラダにリンゴなど、料理にフルーツを加えることは様々な物議を醸し出しますが、味のバランスという観点から判断すると実は理にかなった方法です。実際レストランの豊かな味わいには、隠し味にフルーツが使われていることもしばしば。ここでは、スプーン一杯で奥深い味わいを演出するフルーツソースをご紹介します。料理にはもちろん、ヨーグルトやパンにそのままのせてもおいしいので、ひとつ常備しておくととっても便利ですよ。
1：日本では珍しくも使い勝手の良い“ほおずき”のソース
最初にご紹介したいのが、日本ではちょっとめずらしい“ほおずき”のフルーツソース。ヨーロッパでは古来から食用として活用され、フランス料理のデザートをはじめ、肉料理にも使われています。食文化研究家の後藤さんイチオシは、パスタに合わせる食べ方。ニンニクのシンプルなパスタ“アーリオ・オーリオ”に「ほおずきんちゃんのスイーツソース」をひとさじのせると、ウニパスタのような味わいになるのだとか。是非試してみて。
2：女性にうれしい栄養がたっぷり！福井産の「なつめエキス」
漢方に興味のある方なら、おなじみの食材“なつめ”。貧血、冷え、不眠症、更年期に効果のある高い栄養価は、まさに女性の強い味方と言える存在です。外国産が多いなつめ製品のなかで、国内で栽培から手掛けているのが福井県の『棗（なつめ）の里農園』の「国産なつめエキス」。パンやアイスクリームにかけてもおいしいですが、食に精通する佐野さんのおすすめは“カレー”に加える方法。まろやかな風味になるそうですよ。
3：石川奥能登の梅で作る、香りも旨味も濃厚な「梅シロップ」
お酒との相性も抜群なフルーツソース。東京青山に店を構える荒岡さんが、外苑前で見つけたという「梅シロップ」を紹介してくれました。世界農業遺産の認定を受けた石川県奥能登で、無農薬、無肥料の自然によって育てられた“然（さ）の梅”。それを発酵させて、香りと旨味を引きだしてエキスにしたもので、梅の味がしっかりと打ち出された程よい酸味が特徴です。ジンや焼酎で割って、楽しんでみてはいかがでしょう。
4：桃のおいしいところを知り尽くした農家の自信作「桃蜜」
スイーツプランナーの山口真理さんが、毎年注文してスイーツレシピに取り入れているという福岡県うきは市の『赤司農園』の桃。甘みも水分も最高の良質な桃は、全国から注文が殺到する人気。その農園が手掛けるフルーツソース「桃蜜」は、数種類の桃をぎゅっと瓶に詰め込みました。肉料理やサラダドレッシングをはじめ、紅茶や生クリームにいれても絶品ですが、桃のおいしさをそのまま感じたいならかき氷やソーダ割もおすすめです。
5：その使い方、無限大！世界中で愛用される“すりりんご”
“１日１個のリンゴで医者いらず”と言うほど、栄養価の高いリンゴ。風邪を引いたときに“すりりんご”を食べた人も多いはず。「有機アップルソース」を食べて、そんなことを思い出したという園山さん。アメリカやヨーロッパのスーパーでも“すりりんご”は必ず売っている人気食品です。煮込み料理や肉のつけ汁など使い方は無限大ですが、意外に合うのがスナック菓子にディップする食べ方。お子さんのおやつにも安心ですね。
6：美容に関心の高い人はもう選んでいる“アガペシロップ”
最後にご紹介したいのが、日本ではまだあまりメジャーではない“アガペシロップ”です。メキシコを中心に栽培されているサボテンのような植物で、生活習慣病などに対して血糖上昇の穏やかな甘味料として使われています。料理研究家の小野さんのイチオシが、低温でじっくりと加熱された「ローダーク」。蜂蜜やメープルと同じくヨーグルトやスイーツにはもちろん、実は和食の味付けにもよく合うのだそう。話題必至の食材です。
※掲載情報は 2015/11/04 時点のものとなります。
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