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札幌での一番の楽しみは、TEE'S COFFEEで新しいコーヒー豆に出会うこと
北海道と言えば美味しいシーフード三昧を想像される方が多いと思いますが、僕の札幌での一番の楽しみと言えば、実はシーフードではなくTEE'S COFFEEで新しいコーヒー豆に出会える事です。
普段からコーヒー好きと言ってはおりますが、ワインのソムリエさんの様に一口飲んでどこ産の物かが判る程、そこ迄詳しくはありませんので偉そうな事は言えませんが、確個たる自分のなりの好みは持っているつもりであります僕が自信を持っておススメ出来るコーヒー屋さんという事で、今回はココを紹介させて頂きます。
さてさて、最近のサードウェーブ・コーヒーショップの流行と、各コンビニでのコーヒー戦争などコーヒー好きの僕には嬉しい反面、残念な所もあります。皆さんもお気づきかと思いますが、コーヒーにこだわりの姿勢を見せているお店でも、実はローストが深くて苦いだけで、実はそんなに美味しくないコーヒーを出しているお店が沢山増えた事です。
素晴らしくプロデュースされた店舗デザインの雰囲気はいいんですが、肝心のコーヒーの味が残念で、「これなら某純国産コーヒーチェーン店のコーヒーの方が全然美味しいよなぁ?」とか、「食後にコーヒーを飲んで口の中をスッキリとさせたいつもりが、逆にコーヒーの嫌な後味を引きずって別の飲み物が飲みたくなる」なんて事はありませんか?
僕は特にオシャレなカフェで”こだわり風コーヒー”を飲んだ時にお店によってはそう感じます(笑)。
軽くローストされた豆の酸味が苦手な僕は、以前はシティーロースト的なちょい多めに焙煎した豆の方が、酸味が減って美味しいなと思っていましたが、ここ数年の流行な”苦いだけの深煎り豆”のコーヒーに飽きてきました。
そんな所、以前の友人関係等の流れでこのTEE'S COFFEEを紹介頂き、深煎りで無くとも僕の苦手な酸味の苦手な所を感じさせない美味しいコーヒー豆があると知って、それからのファンです。
家族経営の農園や小規模農園の珈琲豆を中心に焙煎
ここのTEE'S COFFEEを一人でこの20年間取り仕切る富樫君は、「各珈琲豆の美味しさや生産者の情熱や想いを皆に伝えるパイプ役になれる事ができればと、世の中のウケる豆を利益目的で焙煎するより、その豆の個性を伸ばす方向で、個人営業で細々ながら日々楽しく焙煎してます」と語る通り、心のこもったおいしい豆を出してくれるので、自分の浅い知識で銘柄やローストを指定するより、そのオススメの通りの豆をいつも購入しては、その美味しさを僕は楽しんでいます。
「家族経営の農園や小規模農園の珈琲豆を中心に、収穫も機械収穫ではなく赤く熟したコーヒーチェリーを丁寧に手摘みしたものを輸入、そして焙煎しているので香味が豊か、かつクリアーな印象が出ると思いますので、その個性をお楽しみ下さい」と、自信を持って言う通り、銘柄等全然聞いたことの無い物ばかりですが、僕の好みの酸味の少なくコクと旨味が深く、苦過ぎなく後味がスッキリする豆をいつも紹介してくれます。
勿論、酸味を多くして欲しい。スッキリな苦みが欲しいなど、その豆の個性を引き出しつつベストな状態を、焙煎により引き出してくれるのがTEE'S COFFEEの魅力です。
その焙煎技術は言葉で語るより、2013年にアジア初で行なわれた初の国際カフェテイスティング協議会において、日本国内で唯一の金賞受賞という事においても証明されると思います。
http://www.coffeetasters.jp/_src/sc1164/ICTAsia2013.pdf
そしてやはり是非、札幌においでになれる方は、お店で試飲。
札幌迄おいでになれない方は、自分の好みを伝え、それに合った豆をお取り寄せという形で楽しんで頂ければと思います。
今が旬のコーヒー豆を是非お手元に
そのTEE'S COFFEEの富樫君曰く、「ご存知の方も多いと思いますが、珈琲豆は農産物ですので新豆の時期があります。同じ農園の同一品種でも新豆はまったく美味しさが違います。今は各国からの新豆が日本に多く入ってきている時期ですので、これがおすすめというという一品は難しいです。もちろん国や地域によって違いはありますが、今年のアフリカの珈琲豆は昨年に比べいい出来と感じます。ルワンダもその一つで心地よいボディー感に甘みとやわらかい酸味があります。香りも独特で一度は経験して頂きたい産地のひとつです」なんていう言葉を聞くと、ではその今のオススメで自分の好みに合った豆はどれだ?なんて思いますよね。
基本一人でお店を切り盛りしているので、焙煎をしているまさにそのタイミングでは一秒単位で変わる焙煎具合を確認する為に、電話に出れない事もあると思いますが、美味しい珈琲の為だと思えば、納得も出来ると思います。
今が旬の珈琲界の新そば/ボジョレー的な豆のおいしさを是非ご賞味下さい。
※掲載情報は 2015/11/19 時点のものとなります。
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キュレーター情報
DJ/プロデューサー
木村コウ
2015年でプロDJ歴30年を数える、クラブ創成期から現在までシーンをリードし続けるトップDJ。プロデューサーとしても活動し、レーベルFUTIC RECORDINGS TOKYOを主宰。趣味も多彩で自動車やバイクなども自身で修理を行い、ハーレーのカスタムバイク雑誌「HOTBIKE」ではヴィンテージバイクのレストア関連の連載も掲載中。また、日本全国、津々浦々、DJ公演で飛び回り、各地の美味しいものの情報も豊富に収集している。その為、海外のTOP DJ/アーティストが日本に来日する際には、日本の美味しい食の情報をアテンドする役割も担っている。2015年6月26日(金)には新木場agehaにて「KO KIMURA DJ 30th ANNIVERSARY presents Fete de la MUSIQUE」を開催し、今後も30周年の記念イベントを全国で行っていく予定である。