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ブルーのパッケージやラベルが、爽やかさをさらに演出する
東京生まれ、東京育ちの僕にとって「お酒といえば焼酎」ってイメージは、20代の頃は全く無かったです。ビールやサワーが定番で、雑誌に載っていたバーボンの「I.W.ハーパー」を飲むのがお洒落といわれていた学生時代。その後、カクテルブームを経て、焼酎ブームが訪れ、僕もハマったというわけです。といっても「森伊蔵」「百年の孤独」みたいなプレミア系は手が出ず、芋焼酎は慣れていないので、「二階堂 吉四六」「いいちこ」などから入り、麦焼酎を追求し、そして芋焼酎へ移ったという感じ。そんな芋焼酎は鹿児島県がずっと強かったですが、ついに昨年、宮崎県の出荷量が日本一に輝いたとか。というのは「黒霧島(いわゆるクロキリ)」を筆頭とした霧島酒造が大評判で、トップの年間売上565億円をいうのが大きいそう。かつて宮崎の焼酎といえば雲海酒造が大評判でした。そば焼酎「雲海」が特に有名。でも、簡単にいえば、クロキリブームで、ちょっと隠れた存在に。
独自開発の日向灘黒潮酵母を使用
そこで、今年2015年4月1日に新たに投入したのが、今回ご紹介する芋焼酎の「日向 木挽BLUE」です。焼酎で黒といえば「黒霧島」、赤といえば「赤霧島」。なので、対抗して、青なんです。ちゃんと意味もあって独自開発の日向灘黒潮酵母を使用。海洋の酵母ということで、海の青にかけているというわけ。使用麹は米麹、使用一次原料は国産米、使用二次原料は南九州産コガネセンガン、アルコール度数20度。すっきりキレのある甘味、爽やかな口当たりが特徴ということで、僕も飲んでみたのですが、確かに飲みやすく、それでふわりと甘みがただよう感じ。若者ウケする青いパッケージも相まって、間違いなく大ブレイクするはずです!
※掲載情報は 2015/10/27 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フードジャーナリスト
はんつ遠藤
東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は8000軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「JAL(Web)」などに連載中。また近年は料理研究家としてTVラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』(幹書房)、『おうちラーメンかんたんレシピ30』『おうち丼ぶりかんたんレシピ30』『全国ご当地やきとり紀行』など25冊。