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タイ国内の選りすぐりの物が集まる市場
次の視察場所は、市場。バンコク市内チャトゥチャック区にある広大な市場「Market Organization for farmers(以下MOF)」。タイの様々なエリアから食材が集まり、多くのお客さんで賑わう場所。この市場は、食品に限らず、雑貨、衣料品なども販売されており、世界的に見ても5本指に入るほどの敷地面積を誇ります。
MOFの方の説明を受けながら市場視察を行います。ここの市場は一般の方にも開放がされていて、品質の良い物が揃っているということで評判とのことで、それを裏付けるかのように、本当に様々な食材が並んでいて、キュレーターは歓声を上げながらシャッターを切ります。なかなか日本で見ることができないほど大きな車海老も普通に陳列しています。
一般の方に開放しているといっても、もちろん近隣のレストラン等も購入に来るらしく、業務用の大ロットでの販売も行っています。こちらは、皆さんにも馴染みが深いであろう「ニンニク」。タイ料理の様々なシーンに使われるにんにくは日本のサイズに比べて小ぶりな印象を持ちます。ちょっと分かりづらいかもしれませんが、画面奥の赤色の小さい実、これはにんにくではなく「ホームデン」という名前のたまねぎ。話を聞くと日本で言う普通のたまねぎもありますが、タイの方はこちらのホームデンの方をよく料理で使うらしいです。通常のたまねぎよりも鼻にくるツンとした芳香が特徴です。
そしてやはり印象的なのは、フルーツの豊富さ。このきれいな白色に近い柔らかい黄色を帯びたフルーツはマンゴー。こちらのマンゴーはタイでも非常に人気があるもので、「ナムドクマイ」という品種。ナムドクマイとは、「花の雫」という意味で、形は見てもわかるように綺麗な流線型をしています。甘味が非常に高く、きめも細かいのが特徴で、ここの市場にかかわらず、スーパーなどでも良く見かけるマンゴーの一種。
もちろん、ソムオーも山のように積まれていました。そして目を引いたこの赤いものもフルーツ。こちらは「ランブータン」という名前のフルーツで、見た目非常に強いインパクトを持っています。この毛のような物が付いている皮を剥くと白いつるっとした実が現れます。味はライチに近く、甘味は強くなく、繊細で非常に食べやすい印象を持ちました。
市場の中央に来たときに目に入ったのが、日本語で「ようこそ」そして「MOF」の文字がカービングされたフルーツ。どうやら今日のこの視察のためにわざわざMOFの方がご用意してくれた模様。キュレーターもここでの歓待に感じ入り、記録に残していきます。
そして、ココナッツを剥いていただき、ストローを挿してドリンクとして頂きました。創造していたよりも甘味が強いのですが、しつこくはまったくないので、湿度が高い中での良い清涼剤となります。
そして、タイで日常的に食べられるお菓子を頂きました。料理の多くにも使われるココナッツミルクを使用したものから、日本の和菓子にも近いお菓子まで様々。彩が豊かなのがタイっぽさを演出します。
その後も、MOFの方々に連れられて、視察は無事に終了し、市場を後にしました。
感じたのは色彩の豊かさ。フルーツの種類の多さはもちろん、お菓子や、食材の豊富さが大きな要因だと思います。これだけ豊富な色彩を目の当たりにすると、実際の生産現場がどうなっているかが気になるところですが、生産地を見学するのは翌日の話。
この続きは「タイの魅力を探るタイ食材現地ツアーvol.8」でお伝えします。
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※掲載情報は 2015/10/25 時点のものとなります。
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