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ミャンマー産のコーヒーが日本で飲めるなんて!
アジア産の食材やカルチャーに興味を持つ私は、生活の一部にもできる限りアジアの要素を取り入れるようにしています。普段飲んでいるコーヒーもアジアのものです。パソコン作業や本を読む時など、手元にはベトナム産やインドネシア産のコーヒーが欠かせません。さらに最近、アジア色を高める魅力的なコーヒーを発見してしまいました。それが、ミャンマー産のコーヒー「黄金のミャンマー」です。
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優しい味わいで酸味の少ないアラビカ種
「黄金のミャンマー」は、熱湯を注ぐだけで手軽に飲めるドリップバッグになっています。手摘みされたアラビカ種の豆で、アメリカのスペシャリティコーヒー協会がそのおいしさを認めたほど。カップにドリップバッグをセットして、湿らせる程度に湯を注いで蒸らします。20秒ほどしたら、全体に円を描くように湯を注ぎ入れるだけで完成です。ほどよいコクが広がって、甘く口当たりの良い風味がします。酸味は強くなく私好みの味わいでした。飲む頻度が多い人には、しつこ過ぎず飲みやすいでしょう。
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日本では希少なミャンマー産コーヒー
そもそもミャンマーは、アジアのどこにあるか知っていますか? 東南アジアの最北にあり、中国やバングラデシュに接しています。“コーヒーベルト地帯”と呼ばれるコーヒー豆が生育する赤道直下の南北回帰線に位置しています。コーヒー豆の産地として、ブラジルやコロンビアなど中南米を思い浮かべる人が多いと思いますが、アジアも負けてはいませんよ。ベトナム、インドネシア、インドはコーヒー豆生産量ではベスト10内に入るほど、生産が盛んになっています。ミャンマーの生産量は年間約8000トンと少ないのですが、徐々に輸出国を増やしているそうです。
手軽にフレッシュなコーヒーが飲めるので、自宅はもちろんオフィスにも置いておくと便利かもしれません。さぁ、新たなコーヒーの味をみなさんも体験してみませんか?
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※掲載情報は 2015/10/21 時点のものとなります。
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キュレーター情報
アジアンフードディレクター
伊能すみ子
アジアンフードディレクター/1級フードアナリスト 舞台制作や民放気象番組ディレクターを経て、食の世界へ。調理師専門学校で調理、食文化を学びながら、食の専門家であるフードアナリストとして活動を開始。メディアを中心に飲食情報の提案やアジア各国料理の執筆、講演、講師、レシピ制作などを行う。
「ASEAN食のコンシェルジュ」、「タイフードコンシェルジュ」、「カンボジア旅のリポーター」などの肩書を持ち、食と旅の提案も手がける。年に数回、アジア諸国を巡り、屋台料理から最新トレンドまで、現地体験を専門webサイトにて多数掲載。書籍『専門店が教える スパイスの基本』(PHP研究所)では、レシピを担当。日本にいながらも他のアジア諸国のおいしい料理を楽しめるような、環境作りを目指す。