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多くの人に親しまれた和菓子の一つ、羊羹。自分ではなかなか買う機会はないかもしれませんが、お土産や贈答でいただくとうれしくなるのが、羊羹ですよね。羊羹といえば、寒天の添加量が多くしっかりとした固さの煉羊羹(ねりようかん)を思い浮かべますが、それに劣らず人気があるのが、柔らかい水羊羹(みずようかん)。今回はあの老舗の羊羹から地方のお土産ものや最新のトレンドをご紹介します。
1:【東京駅限定小形羊羹】とらやカフェの小型練羊羹
東京ステーションホテル 丸の内南ドーム内2階にあるTORAYA TOKYO(トラヤ トウキョウ)限定パッケージの小形羊羹。パリ在住の画家、P.ワイズベッカー氏が描きおろした東京駅丸の内駅舎をモチーフにした、パッケージです。このとらやの小型煉羊羹は、出張前や帰りに東京駅で購入できる先方にも喜ばれ東京お土産になります。
2:【独自の文化の水羊羹】福井県民ならそろそろ水羊羹を準備し始めます
実は、冬の福井では「こたつ」でいただくのは、水羊羹が定番なんです。毎年11月から翌年3月にかけての冬季だけ販売される福井の水羊羹は、もともと「でっち(丁稚)ようかん」と呼ばれた、大正・昭和の頃の丁稚さんが里帰りのときに食べたのがルーツだそうです。今年の冬は、こたつにアイスではなく、水羊羹はいかがでしょうか。
3:【発酵食品を使った羊羹】プチギフトに最適な静岡の五穀屋の五季
静岡県浜松のからだにやさしい和菓子「五穀屋」の「五季」は、ぱっと見はゼリーのようですが、発酵食品を使った羊羹です。楊枝でつつくと、包んでいる薄い膜が弾けて羊羹がぷる~ん。この羊羹に使われているのは酒、塩糀、酢、醤油、味噌の「さしすせそ」。味わいもそれらをいかした、これまでの羊羹にはなかった味わいです。ほんのりとした発酵食品の味とひかえめな甘味は、初めて食べるのにどこか懐かしい味わいです。
4:【宮崎のくじら羊羹】お餅があんこに挟まっていくじら羊羹
このお餅があんこに挟まっていて、宮崎以外の方から見たらびっくりする羊羹の名前は、「くじら羊羹」。江戸時代には、端午の節句や家に男の子が生まれた時のお祝いとして持っていく際に使われてとのことです。いまでは宮崎名物のお土産としても、良く利用されているそうです。
5:【ドライフルーツの羊羹】ラム酒の芳醇な香り広がる新しい和菓子
北海道産小豆100%の上質な餡と沖縄県西表産の黒糖とラム酒で炊き上げた羊羹に、ドライフルーツの苺と無花果(いちじく)、胡桃(くるみ)がまるごと入った「ドライフルーツの羊羹」。そのまま食べてもいいですし、バゲットに上質なバターやクリームチーズを塗り、そこにこの羊羹をのせて食べると、とっても美味しいそうです。
6:【北海道のプチギフト】手を汚さずに手軽に食べられる練羊羹
レトロなデザインの赤い筒状のパッケージがかわいい、北海道の老舗和菓子店『五勝手屋本舗』の『丸缶羊かん』。小豆ではなく金時豆を使用しており、味の方は癖がなく、さっぱりとした甘さの羊羹です。切るものがなくても、付属の糸でお好みのサイズに切り分けられるので、手を汚さずに手軽に食べることができ、移動中のちょっとしたおやつとして食べるのに便利です。
7:【大人の栗羊羹】和栗がまるごと入った三層仕立ての羊羹
この涼しげで、高級感のある水羊羹は、京都の老舗の和菓子店『亀屋清水』の『大人の栗羊羹』。目を引くのが、琥珀の中に閉じ込められたごろりと大きな丸ごとの栗と琥珀、小豆からなる三層仕立ての心地よい姿。そして、一口たべるとブランデーの豊かで芳醇な香りが口の中に広がる、まさに『大人の栗羊羹』です。
※掲載情報は 2015/10/19 時点のものとなります。
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