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関西発のカレー愛発、手軽に自宅で香り高い逸品を
『口癖はカレー』というFacebookグループがあります。関西のカレー好きが集まっているところで、ここのメンバーたちが開発したレトルトカレーがこの「癖になるカレー」です。レトルトといっても、よくある「想像できるレトルトならでは」の、消極的な意味合いでの想定内ではない、本格的なスパイスのカレーが楽しめる逸品です。カレー愛に満ちた通の皆さんが追求したのが、関西を席巻しているこのメニューでした。
スパイスカレーとは何かというと、これが混沌として一言では説明が難しいのですが、懐かしい家庭風のカレーでもない、ルーを使用した洋食屋さんの欧風カレーでもない、かといってインド人もびっくりのインド風カレーでもない、スパイスの香りと味を最大限に引き出したカレーのひとつのジャンルなのです。もちろん、「カレーなのだからスパイスは当たり前ではないか」とおっしゃる向きもあるかもしれません。もちろんスパイスは必須ですが、引き立て役ではなく、存在意義としてのスパイスがメイン食材と対峙しているのがスパイスカレーなのです。
究極とは言いません。しかし、レトルトでここまでスパイスの風味を効果的に出す事ができるところまで到達したというのは、深い感慨があります。
挽きたてのスパイスをカレーにブレンドし、素晴らしく効果的に活かした仕上がりです。
そしてここがまた関西の関西たるところで、大阪のカレー専門店では「あいがけ文化」が定番化しつつあります。味の違う複数のカレーソースがメニューに採用されている店では、両方を一度に味わいたいという要望が強く、私がオーナーを務めるカレー店「般°若(パンニャ)」の大阪福島店でも、メニューには書いていないのに「ほうれん草キーマとビーフのあいがけできますか?」とリクエストされる方が多くなっています。
この「癖になるカレー」は、チキンキーマカレーもしくはビーフキーマカレーに、豆のカレーを組み合わせて、2袋のセットになっています。それぞれで味わいつつ、後半で混ぜる「3度美味しい」楽しみ方の提案です。双方とも、化学調味料を使っていない真っ当な本格カレーです。
※2018年7月31日、この商品は終売となりました。
※掲載情報は 2015/10/13 時点のものとなります。
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キュレーター情報
俳優、ナレーター、エッセイスト
松尾貴史
1983年、大阪芸術大学デザイン学科(グラフィック専攻)卒業。
俳優、ナレーター、ボードビリアン、エッセイスト、司会者、折り紙作家。時おり、落語を口演することもある。各地で小規模の落語会、朗読のワークショップなどを不定期に開いて好評を博している。
1983年、ナレーターとしてデビュー。84年、ボードビリアンとしてデビュー。86年、作家の中島らも主宰の劇団、笑殺軍団リリパット・アーミーの旗揚げに参加。98年、演出家のG2と演劇ユニット AGAPE store 旗揚げ。
カレーに対する思いが高じ、東京の下北沢と大阪の福島でカレー店「般°若(パンニャ)」を経営。カレー総合研究所のカレー大學名誉教授。
著書に、「なぜ宇宙人は地球に来ない?笑う超常現象入門」、「接客主義」、「ネタになる統計データ」、「折り顔」ほか。
演劇ユニット AGAPE store 座長。日本文藝家協会会員。2013年より「季刊 25時」編集委員。
日本酒造組合日本酒大賞奨励賞(92年)。02年より日本ソムリエ協会名誉ソムリエ。
お問い合わせ matsuo25ji@gmail.com
プロフィール写真撮影:山岸伸