仕事で地方に行った際、手土産などで悩んだことはありませんか。仕事で行っているからといって、買ってこないで会社や家庭で文句を言われたことがある方、多いのではないでしょうか。また、買ってくるときも同じものばかり選んでいませんか。今回は地域を限定して、必ず買って帰りたい、話題になること請け合いの手土産を紹介いたします。地元だから買える出来立てのモノ、地元の方に愛されているお菓子屋さんのモノ、日持ちがしない和菓子屋さんのモノ、などその土地ならではの地域性がある手土産を選んで、会社や自宅で喜んでもらいましょう！

B’zのメンバーの方の出身県でもある岡山県。紹介者のダイニングプランナーである梅津貴宏さんが、子供の頃に岡山に住む親戚が決まって買ってきていたお土産が、「大手まんぢゅう」。このおまんじゅうを作っている【大手饅頭】は、170年以上の歴史があり地元でも有名な和菓子屋さんですが、その中でも屋号がついた「大手まんぢゅう」は全国菓子代博覧会などでも賞を受賞している岡山を代表する和菓子です。あんが透けるほど薄い皮で包まれた様は見た目も美しく、あんはなめらかなこしあんで噛み切るときの食感もたまらないんだとか。岡山では、出来立てほやほやのものを購入することがそうですので、ぜひ訪れた際には手土産に選んでもらいたい和菓子の一つです。

最近ではカープ女子でも話題になった広島カープの本拠地、広島県。こちらで抑えておきたい手土産は、「ご当地グルめぐりin広島」という本も出版しているフードジャーナリスト　のはんつ遠藤さんが紹介してくれた【三上貫栄堂】の「洋酒ケーキ」です。見ためはカステラですが、ラム酒とブランデーでシロップを作り、そこに漬けているので、触るとしっとりしているんだとか。カステラ自体も美味しいですが、洋酒の香りもしっかりと感じらるので、お店の方も「運転は控えた方が」と言うほどのスイーツですので、大人が喜んでくれる手土産になっています。チーズや生ハムなどとも絶妙に合うようですので、帰りの飛行機や新幹線などで、仕事の成功を祝って食べてみたいものです。

ポンジュースが蛇口から出てくる、という夢のような空港がある愛媛県。愛媛県を訪れたらぜひ食べておきたいのが、TV番組でも取り上げられ「太刀魚巻」。こちらは、創業150年の老舗の河合太刀魚巻店が考案したもので、新鮮な太刀魚を使い、秘伝のタレに二度漬けされて、竹に巻かれて炭火でゆっくりと焼きあげられます。紹介者のフードビジネスデザイナーである嶋啓祐さんは、甘辛い香りとかぶりついた際のやわらかい食感とにじみ出る味わいに驚いたそうです。ぜひ訪れたら手に入れたい手土産ですが、宇和島の観光名所にもなっており、大量生産もできず手作業で作られる「太刀魚巻」は、午前中に売り切れることもよくあるようですので、手に入れたい方は、問い合わせの上で行くことをオススメいたします。

四国一の長さを誇り、日本最後の清流として知られる、四万十川がある高知県。こちらで紹介者の「HATAKE AOYAMA」総料理長である神保佳永さんが紹介してくれたのは、街のお菓子屋さんとして地元の方にはおなじみの【JOEL（ジョエル）】の「チョコレートシフォンケーキ」。お店ではいろいろなお菓子が販売されていますが、中でシフォンケーキへのこだわりはすごく、神保さん曰く、使っている材料や素材、焼き時間などにも細かくこだわりがあることが食べても感じられるケーキ、とのことです。発送してもらう際にも、かわいらしい白い箱の容器に赤いリボンを付けるなど対応もしてくれます、高知で地元の方に愛されているお菓子屋さんのケーキ、手土産で選んでもきっと喜んでもらえる一品だと思います。

うどん県としても知られている香川県。こちらでぜひ行った際に手に入れてもらいたいのが、オーナー・パティシエールである齋藤由季さんが紹介をしてくれた【夢菓房たから】の「フルーツ大福」。創業79年を越す老舗の和菓子屋さんで、中でも自家製白餡にこだわり、おもちと白あんで季節のフルーツを包んだ、「フルーツ大福」が人気で、齋藤さんもたまたま旅行で香川県を訪れた際に食べて、ギフトやお歳暮などでも使用しているほどなんだそうです。また、イチゴ、ミカン、イチジク、パイナップル、ブドウ（自社農園のぶどう）、マンゴー、柿（丸ごと一個）、モモ（丸ごと一個）などは熟成させ美味しいときを見極めたものが使われ、その時期にしか食べられない希少性もあります。日持ちがしないので、ぜひ訪れた際に購入しておきたい手土産です。