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カリッとした歯ごたえと、コクのある黒蜜の風味がお茶請けにぴったりな「かりんとう」。昔ながらのオーソドックスなものだけではなく、味や素材のバリエーションは一昔前に比べて格段に広がっています。ご家庭でのおやつとしてはもちろん、手土産にも事欠かない、一味違う「かりんとう」を集めました。
1:ふわっと漂うりんごの香り!「奇跡のりんごかりんとう」
日本で初めて完全無農薬・無肥料のりんご栽培に成功した、木村秋則さんの「奇跡のりんご」。このりんごを使った「奇跡のりんごかりんとう」は、地元弘前市にある「レストラン山崎」のオリジナル商品です。見た目はクッキーのような薄い帯状で、カリカリした歯ごたえに、かりんとう特有のしっとり感もあって、噛めば噛むほど素材の美味しさが実感できます。甘さは控えめで、果肉はもちろん皮も種も全部を生地に練りこみ低温でじっくり揚げているため、りんごそのものの味が存分に楽しめます。
2:並んでも食べてみる価値あり!「かりんとまん」
かりんとう専門店として、50種類ものかりんとうを製造販売していることで話題の「麻布かりんと」。人気の理由はやはり、定番はもちろん、いちご味、シナモン味、竹炭味など、味のバリーションの豊富さ。お取り寄せも可能ですが、実店舗でしか購入できないのが、お店で揚げるアツアツの「かりんとまん」。黒蜜をからめて丁寧に焦がした風味は立派なかりんとうですが、こし餡や抹茶あんが入っている柔らかな食感はおまんじゅう。油で揚げているため、香ばしさも抜群です。
3:ほのかな塩味につい手が伸びる「塩みつかりんとう」
沖縄の言葉で「命の塩」という意味をもつ、ミネラル豊富な塩「ぬちまーす」。この塩を使った「塩みつかりんとう」は、口に含むと蜜の味とともに、優しい塩の風味が心地よく舌に広がります。しつこさが無く、噛みごたえも心地良いバランス。塩の風味がアクセントになって、ついつい手が伸びてしまいます。おやつやお茶のお供には勿論ですが、甘みが強調されすぎず甘みの先に感じる塩味は、お酒のおつまみとしてもぴったり。50g入りの小袋は沖縄土産やちょっとしたプレゼントにもおすすめです。
4:一つの味に二つの形。伝統の味を守る「かりんとう」
銀座の老舗菓子店「銀座たちばな」の「かりんとう」の味は一種類。明治42年の創業以来、引き継がれる伝統の味です。白砂糖ベースの蜜でコーティングされていて、表面は艶のあるきれいな黄金色。同じ味で太さが違う2種類があり、細めは「さえだ」、太めは「ころ」。味付けは同じなのに、形が変わるだけで全然違った味わいを楽しめるのも魅力です。口に入れると少しずつ周りの蜜が溶け、かりっとした食感がやってくる。日本人でこの味を嫌いな人は絶対いないんじゃないかと思える程、懐かしくて幸せになる味です。
5:常識外れのサクサク感!ミルフィーユ仕立てが新しい「黒壁の工房かりんとう」
姫路では古くから、特産品として「かりんとう」が作られてきました。「いっぷく半月庵」の「黒壁の工房かりんとう」は、姫路市内にある工房で一つ一つ丁寧につくられた、姫路素材にこだわったかりんとうです。味は「大吟醸酒粕」「国産生姜」「国産柚子」の3種類。普通のかりんとうは、機械からうどんのように出てきた生地をカットして作られることがほとんどですが、こちらはミルフィーユ状に生地を重ねて作っているのが特徴。硬いイメージを持たれがちなかりんとうが、あり得ないほどサクッとした食感に仕上がっています。
6:数々の賞に輝く、山形のお米から生まれた「かりんとう」
小麦粉を一切使用せず、米粉から生まれる「かりんと百米」は、山形の農家が端正を込める手作りの「かりんとう」。慣行レベルの半分以下の農薬・化学肥料で育てる特別栽培米が原材料になっています。しかも、玄米粉と白米粉を自社ブレンドし、揚げる油は米ぬかから精製した米油100%を使うというこだわり。黒糖味、白糖味、庄内青きな粉味には、生地の中に素揚げしたお米を練り込み、一層の香ばしさ。米粉は小麦粉よりも油の吸油率が低く、米油は切れが良いので、ライトな食感でさっぱりしているのが特徴です。
※掲載情報は 2015/09/24 時点のものとなります。
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