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来週は「敬老の日」です。今はすっかり大人でも、子供時代はおじいちゃんっ子・おばあちゃんっ子という人も多いのでは?両親にはなかなか言えない言葉も、おじいちゃんやおばあちゃんには素直に言えるということもありますよね。大好きなおじいちゃんやおばあちゃんに贈って喜んでもらえるのは、やっぱり和菓子ではないでしょうか。敬老の日は、自分の祖父母でなくても、普段お世話になっている方のご両親やご家族に、感謝を告げるのも良い日です。定番ものからご老人が手の付けやすく少し新しいエッセンスを取り入れたものまで。贈って間違いなしの和菓子を集めてみました。
1:鮮度が重要の生菓子。銀座で作り立ての生菓子が手に入る和菓子屋さん
最中で有名な銀座の和菓子屋「空也」。あまりに有名すぎて最中屋と思っている方も多いのですが、実はれっきとした和菓子屋です。おすすめは何といっても、作り立ての生菓子。「生」とつく以上、魚やお肉のように、鮮度が大切なのはお菓子も一緒。作り立ての鮮度の高い生菓子が食べられる貴重なお店なのです。求肥やお餅の柔らかさ、寒天物の澄んだ清涼感、焼き物のなめらかさや口どけの良さなど、どれも非常にレベルが高いものばかり。見た目の派手さや、目新しさはないものの、和菓子ツウにも必ず喜ばれる一品なので、覚えておいて損はないはず。
2:伝統菓子を現代風にアレンジ。童心に返るカラフル「落雁」
和菓子の中でも、落雁や押菓子などに代表される干菓子は普段なかなか食べる機会がありませんね。お彼岸などでしか目にしないという人も多いはず。しかし、祖父母世代にとっては、昔よく食べた懐かしいお菓子のようです。ご紹介するのは、京都で人気のモダン和菓子ブランド『UCHU wagashi』。伝統的な製法で作られた和三盆と、天然果汁で作られたゼリーを合わせたモダンな落雁は、口の中に入れるとほろほろとろけるのが楽しめます。贈り物にするなら、フランボワーズ、キウイ、オレンジの3つの味が楽しめる『mix fruits』がおすすめです。ひとつずつ丁寧に手作りされているので、感謝の気持ちを伝える贈り物にぴったりですね。
3:自分用にも買っちゃいそう!?シンプルで上級な和三盆わらびもち
わらび餅といえば、つるんとした食感と涼しげな見た目が夏らしい和菓子。しかし、夏だけに楽しむのにはもったいないほど、通年どの季節に食べてもおいしいですよね。和三盆で有名な香川県・高松にある「松風庵かねすえ」の「さぬきわらび餅」は、こしの強い“本わらび粉”で作った餅に、たっぷりのきな粉と黒蜜がかかったシンプルなもの。新しさや斬新さはない定番のわらび餅ですが、変わり種のわらび餅などもありますが、「わらび餅はやっぱり王道が一番!」という方には必ず喜ばれる一品です。
4: 心がほっと落ち着くような、昔から変わらぬ伝統的なカステラ
卵と牛乳と砂糖で作るカステラは、洋菓子じゃないの?と、疑問を抱く方もいるかもしれません。しかし、室町時代末期にポルトガルから伝わり、そこから長い間、日本人に愛され続けてきたカステラは、もはや立派な和菓子と言える存在。それを示すように、四谷の老舗和菓子店「坂本屋」では、昔ながらのカステラが人気を呼んでいます。ベーシックな食材だけで作るからこそ、味の真意が問われるカステラ。昔からの変わらぬレシピで作ったカステラに、おじいちゃんおばあちゃんもほっと一安心するかも。底についたざらめ砂糖がなんとも言えない懐かしさです。
5:柔らかさ、しっとりさ、甘さ……どれをとっても一味違う、「仙太郎」のぼた餅
全国に点在する「仙太郎」は、愚直に伝統的な和菓子のおいしさを追求する専門店として、その名が知られています。どれも甲乙つけがたい人気商品ばかりですが、特におすすめなのは、「ぼた餅」。もともと、ぼた餅とは、畑仕事の最中のおやつとしてつくられたものでしたが、いつしかお彼岸の時にご先祖様にお供えするものになったのです。しっとりしたもち米と、香ばしいきなこ、それに小豆のおいしさを最大限に引き出した小粒の粒あん。抜群の相性で和菓子のトップの座を譲らないぼた餅が、「和菓子の中で一番好き!」とおっしゃる方も多い人気の高いものです。
6:味は一種類のみ。自信があるからこそ揺るがない、王道のかりんとう
明治42年の創業以来、変わらぬ味で愛される、銀座「たちばな」の、かりんとう。かりっと揚げた生地を、たっぷりの蜜でコーティングした黄金色のかりんとうに心がわくわくしますね。ポイントは、味の好みが分かれる黒砂糖ではなく、万人受けする白砂糖を使っているところ。えぐみのない真っ直ぐな甘さの白砂糖は、食べ飽きない甘さです。同じお味で細めの「さえだ」と、太めの「ころ」の二種類。味付けは1種類ですが、形が変わるだけで全く違った味わいを楽しめるのも魅力です。繊細な印象を与えるパッケージも人気の秘密のようです。
7:口の中に入れた途端にほろりととろける、見た目も美しい手作りラムネ
一見落雁かと見まがうような繊細なかたちのお菓子は、なんと「ラムネ」。子供のころはどこでも手に入りましたが、最近ではめったに見ることがなくなりました。「大野屋」では、富山県産コシヒカリや国産生姜を組み合わせ、高岡文化の新旧を織り交ぜた「高岡ラムネ」が人気です。季節や行事に合わせ生まれた美しいラムネは、職人がひとつひとつ手で作ったもの。ふんわり柔らかな口どけの後に、国産の素材が香る優しい味は、口に入れた途端思わず顔がほころんでしまいそうです。
※掲載情報は 2015/09/12 時点のものとなります。
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