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ギフトにも使えるトマト
今回ご紹介したいのは、このカラフルなトマト。実は、僕の中学生の時の同級生が作っているトマトなんです。彼のお父さんもトマト農家なんですが、彼は最初陸上自衛隊に入隊して、その後家業を継いで、今はトマトを作っています。宮崎なので、僕の友達で農家をやっていたり、養豚やっていたりする人は多いんですけど、黒木秀一さんもその一人です。
赤や、黄色や、黒などのカラフルなトマトが流行りだした時に当時のお店で使っていたんですけど、ちょっと値段も張っていたのも事実です。そんな時にちょうど彼から、家業を継いだという話を聞いたので、せっかくだからということで送ってもらったんで
届いた箱を開けたら目に入ってきたのはカラフルなプチトマト。僕はてっきり普通サイズのトマトを作っているものだと思っていたので、びっくりしましたね。味もしっかりしていましたし、配送状態もしっかりしていたので、一発で気に入りました。
また、中学校時代からの友人でもあるので融通も利くんですよね。例えば、枝が付いた状態で送ってもらって、枝は飾り付けで使ったりもできます。逆に相談も受けたりもします。例えば「傷物のトマトが出てくるので何か使えないか」という話があって、冷凍保存してもらってある程度の量になったときに送ってもらったんです。ジュースとかトマトスープにして出したりすることもありました。これは昔からの関係性があるからできるんですよね。
あと、イベントの企画として「トマトの宝石箱」というものを販売したこともあります。カップ型の容器にこのカラフルなプチトマトをぎっしり詰めて展開したら、ものすごい人気で、即完売(笑)。トマトがおいしくなる2月頃にバレンタインデーのプレゼントという形も販売をしたこともありましたね。
結構やんちゃをした中学校時代のいわば悪友ですけど、こうやって大人になっても繋がってやり取りができるというのに、すごく幸せを感じます。
※掲載情報は 2015/08/06 時点のものとなります。
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キュレーター情報
シェフ
中原弘光
『 La fontana azzurra』のオーナーシェフ シェフ 中原弘光。
1975年宮崎県生まれ。『フォーシーズンズホテル椿山荘 東京』、イタリア料理『BiCE東京』、フランス料理『ぎんきょう』、『リストランテ キオラ』料理長、2009年から「リストランテ シルベラード」統括総料理長を経て、2015年、オステリア『NAKAHARA』オープン。2016年より宮崎県の食材をふんだんに用いた『 La fontana azzurra』をオープン。
本場イタリアの技法を使って旬の食材の持ち味を最大限に引き出した、才気あふれる料理は、多くのファンを魅了しています。
2011年、宮崎県より、料理界からは初めてとなる「みやざき大使」に任命。県内外のイベントにて郷土の食材を用いながらその魅力を伝えている。