記事詳細
紹介している商品
歴史が長い、王道のフルーツ
いつからこんなに、日本人はマンゴー好きになったのかしらん?「パパイヤも頑張れ!」ってたまに思ったりするけれど(笑)、でもこの艶と美しいフォルムとねっとりした食感、日本人が大好きな要素が満載ですよね。
インドでは4000年以上前から栽培されているとされるマンゴーは、現在世界で500品種はあるそうです。国内産の約9割超がアーウィン種のアップルマンゴー。外側が赤くなるからこの名前が付いたのですね。
効能も食べ方も、広さに脱帽!
マンゴーの栄養価は改めて凄い。ビタミンA、βカロテン、ビタミンC、葉酸が豊富。色によっても栄養が違うの。青いときはビタミンCの含有量が多く、熟すほどベータカロチンの量が増えるそうです。冷凍すると細胞膜が破壊されて、成分が吸収されやすくなるし、加熱しても正常な細胞を悪化させる作用を抑制するとされているビオラキサンチンは、煮ると成分が濃縮され、効果が高まるのだとか。青くても熟れても、加熱も冷凍もできて、疲労回復や美肌など……期待される効能も幅広いんです。
頂き方は、平たいほうで切るのがコツ。3等分して、種がない2つをそれぞれ、十字に切り込み入れて、皮ごと、「エイッ」と反らせたら、ナイフフォークでいただきます!この食べ方だと繊維もキレイに切れるの。種の周りの果肉は、ヨーグルトに入れるのもお薦め。
マンゴーでかぶれるのは何故?
マンゴーにかぶれるという人も少なくありませんが、マンゴーってウルシ科って御存知でした?ウルシオールに似たマンゴールという、かぶれの原因になる物質が入っているのだそう。それだけに個性も強いんですね。
※掲載情報は 2015/08/05 時点のものとなります。
- 0
キュレーター情報
(株)トータルフード代表/トータルフードプロデューサー
小倉朋子
(株)トータルフード代表取締役/亜細亜大学講師/「食輝塾」主宰/日本箸文化協会代表/農水省関東農政局食育推進ネットワーク幹事/ジャパンビアソムリエ協会マナー顧問/(社)エチケット・マナー協会理事
来世も再来世も食の仕事を!生粋の食マニア。トレンド、食文化、お取り寄せ、マナー、ダイエット、食育、伝統食…専門は広く、多角的に食の提案しています。どんなメニューも可能、店舗、食品関連のメニュー開発から一連のフードプロデュース多数。世界の食事マナーと食を総合的に学び生き方を整える「食輝塾」主宰。20年近く一度も同じ内容せず毎月開催を更新中!
●メディア
NHKラジオ番組3年以上レギュラー講師、日テレ「世界一受けたい授業」、テレビ朝日「芸能人格付けチェック」、はなまるマーケットなど出演、新聞、雑誌連載
●著書
『私が最近弱っているのは毎日「なんとなく」食べているからかもしれない』(文響社)、『世界一美しい食べ方のマナー』(高橋書店)、『愛される「ひとり店」の作り方』(草思社)、『「いただきます」を忘れた日本人』(アスキー新書)、『グルメ以前の食車マナーの常識』(講談社)ほか、ベストセラー多数