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北海道はいよいよ夏のハイシーズンに突入!カラっとした爽やかな空気と太陽、そして緑の大地に漂うのはあの「ラベンダー」の薫り!大都市札幌に、百万ドルの夜景の函館、あの旭山動物園の旭川、ラベンダーいっぱいの富良野、トマムの雲海テラスに……と広い広い北海道には魅力がいっぱい!この夏北海道を訪れる方のために、ippinが誇る北海道を知り尽くしたキュレーター陣が心底おすすめしたい北海道のグルメを一挙ご紹介します!北海道に行くんだけど、おいしいものがいっぱいで目移りしてしまう方に、エキスパートが今食べるなら、今北海道土産として買うならコレ!というものがズラリ!
【大沼】賞味期限は当日のみ!道民も必ず立ち寄る名物「大沼だんご」
函館から北へ20kmにある、大沼国定公園は渡島半島の中央部、七飯町、鹿部町、森町の3町に広がる、およそ9,000haの自然公園。活火山である駒ヶ岳と、その山麓に点在する大沼、小沼、蓴菜(じゅんさい)沼の大沼三湖の湖沼群の地域で、山と水の変化に富んだ景観が美しい国定公園です。北海道民がここ大沼に行くなら決まって訪れるという名物が、JR大沼公園駅前の「沼の家」の看板商品「大沼だんご」です。賞味期限は当日のみという潔さで、つきたての俵型のお餅が餡、胡麻、正油の3つのお味で楽しめます。お弁当のような折箱が2つに分かれており、先の味のうち2つが選べるというもの。おすすめはあまじょっぱいしょうゆと、黒ゴマをするところから始めているこだわりの胡麻のペア!
【札幌】札幌市民がこよなく愛する地元のあんぱん「月寒あんぱん」
札幌市民があんぱんといえばこの「月寒あんぱん」を指します。地元札幌市民がこよなく愛するこのあんぱんの歴史は古く、明治時代から。ドライな食感の薄皮にしっとりとしたあんが包まれています。通常のあんぱんが酵母で発酵させるのに対して、こちらはパンケーキや蒸しパンと同じく重曹で膨らませるタイプ。カステラとパンを足して2で割ったような食感、というと分かりやすいでしょうか。卵の使用量が多い一方で、水分は控えめ。その結果、しっかりと密度が濃く、小麦の甘みがぎゅっと詰まった生地に仕上がっています。こしあん、かぼちゃあん、黒糖あん、抹茶あん、黒胡麻あんと味の種類の違いも楽しい、クラシカルな雰囲気を今に伝えながら、いまだに現役バリバリの札幌のあんぱんです。
【函館】函館名物「塩ラーメン」でも1日1400杯の記録的数字を誇る絶品
「あじさい」は函館五稜郭公園前、創業80年のこだわりの塩ラーメンを出すお店です。東武百貨店の名物催事「北海道物産展」でいまだに破られていない1日1400杯の記録を誇ります。名物「味彩塩拉麺」は南茅部産の昆布にこだわってじっくり煮出したスープはあっさりな飲み口ながらコクがあり、特注中細ストレート麺との相性も抜群。北海道のお店で味わったあとのお土産として、また遠く函館に想いを馳せながらなかなか当地へ足を運べない方のためには通信販売もOK!塩のほかに正油・味噌・つけ麺・南京そば、極味拉麺(背脂)や乾燥ラーメン(塩・正油・味噌)とバリエーションも豊富に揃っています。
【十勝】長い熟成期間を経たじゃがいも×ゆり根が絶品の十勝名物コロッケ
十勝は日本を代表する一大農産地帯。良質な土壌と長い日照時間、朝夕の激しい寒暖差とたくましい良質の野菜を育む環境に恵まれています。ここで生まれたふたつの素材をミックスした絶品コロッケがあります。ひとつはジャガイモ。黄金色をした「インカの目覚め」は、栗のような甘さが特徴の希少な高級ブランド。そしてもうひとつは京都の料亭でも供される高級食材「ゆり根」。特にゆり根は種球から畑に植えるまでに3年、さらに畑の中で3年の歳月をかけて十勝の土壌の恵みを凝縮した傑作。いずれも収穫後にひと冬を越し、うまみをさらに高めてからコロッケに。最高の環境で、膨大な時間をかけた「幻の黄金ゆり根コロッケ」、十勝を訪れたら必ず食べたい名物です。
【旭川】「生産が追いつかない」熟成トマトジュース
「化学肥料や農薬を使わないトマトづくりがしたい」と2003年に新規就農した大井さん夫妻が手がけるゴロンタトマト。栽培には不向きといわれた粘土質の硬いゴロゴロした土に力強く育つ大玉トマトは濃厚で甘さが際立ちます。このトマトを水も塩も加えずシンプルに搾った100%トマトジュースです。今ではそのおいしさが北海道全土に広がり、さらに全国に。注文に生産が追いつかない状態が続いています。このジュースをさらにおいしく飲むには「ひと冬を越させて」熟成させること。そうすると爽やかなトマトの風味が、熟成を経て濃厚に、よりトマトの味わいが深まるのです。栽培する大井さんも「トマトジュースの旬は冬」と言い切るこの手法、ぜひこの良質なゴロンタトマトジュースで試してみてください!
【帯広】日本人による日本人のための十勝産「ゆめちから」パスタ
「なんだこの食感は!」とそのもっちりとした食感と凝縮した小麦の旨みに驚いたのは物産展の仕掛け人、キュレーターの内田さん。厳選した契約農家のみが手がけた十勝産小麦「ゆめちから」を利用し、十勝初の製粉工場「十勝☆夢mill」で製粉されたとことん「十勝」にこだわったもの。パスタには超強力小麦が使用されますが、「ゆめちから」の登場までは、純国産ではおいしいパスタを作ることができなかったところを形勢逆転したのがこの「ゆめちから」パスタ。うどんにも似た独特のもちもち食感がたまらない、「純和風」パスタの登場です。
【増毛】日本最北の果樹園りんごの味わい「増毛のシードル」
北海道の西側、日本海に接した留萌地方は荒海にもまれた海の幸がおいしい土地。一方、増毛町では暑寒別岳の裾野に広がる広大な扇状地では日本最北の果樹園が広がります。暑寒別岳からの澄み切った水と、日本海から吹き込むミネラルたっぷりの潮風を受け、厳しい寒暖差のなかで育つ増毛のりんごはこの地域を代表する果実、高い糖度を誇ります。このりんごを丸ごとすり潰して、じっくりと自然発酵を経た液体はきめ細かな泡立ちの微炭酸シードルに生まれ変わります。膨大な時間と手間隙をかけて仕上げられるこのシードルは、きわめて少量生産。ワインのぶどうのように毎回最高のりんごを集めてブレンドされるため味わいは異なり、「一期一会の味わい」と称されます。日本最北端の果樹園の手間隙かけたシードル、特別な思い出のお土産や贈り物として買い求めたくなる1本です。
【富良野】ラベンダーもいいけどプリンも絶品!富良野の牛乳プリン
牛乳瓶に入ったプリンで人気の「ふらの牛乳プリン」。数々のプリンを食すその道の達人、国際プリン協会のたんのえみさんも愛するプリン。透明な瓶のなかのプリンをよく見ると、三層に分かれています。乳脂肪分の多い層と少ない層、そしてカラメルの層。牛乳本来の美味しさを楽しみ尽くす、隠れたこだわりがみてとれます。ミルクは生き物を反映するように季節によって微妙に変化するプリンの味わいと、なめらか&トロトロな食感は一度知ってしまったら忘れられない!ラベンダーの咲き乱れる季節に富良野を訪れたら、忘れないでチェックしてほしい富良野の名物です。
【網走】網走の自然の恵みをいただく!新食感の「食べるミルク」
春には流氷が押し寄せることでも知られるオホーツク海に面した網走は、豊かな海の幸を誇る一方、豊かな平原に育つ乳牛とその乳製品もまた魅力です。ここ網走で「オホーツクものづくり・ビジネス地域創成塾」出身の武内孝行さんがつくりだした新商品が「お菓子な牛乳かい!?」。生キャラメルのような、チーズのような、ふにゃっとした食感とミルクの甘みの新感覚スイーツです。表現するならばストレートに「食べる牛乳」。網走発のミルクの恵みいっぱいのスイーツ、お土産として要チェックな一品です。
【岩見沢】北海道産「菩提樹」のハチミツを贅沢に使用したハニーナッツ
アーモンド、クルミ、ヘーゼルナッツ、ピスタチオの4種類をローストして、北海道産のシナの木のハチミツに漬けた「ハニーナッツ」。シナの木とは花に鎮痛作用があることで有名な菩提樹のこと。一般的な癖のないアカシアの蜂蜜と比較すると、ハーブのような華やかな香りと、濃厚な味わいが特徴的です。瓶の中でナッツには自然とハチミツの香りとうまみが染み込み、ハチミツにはナッツの香りがたっぷりと溶けだして、見事な「相互補完」を完成させます。ハード系のパンにどんとこのハニーナッツを乗せてガブリ!なんとも幸せな風味が口から鼻を抜けて広がっていきます!
※掲載情報は 2015/07/23 時点のものとなります。
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