二つの名前を持つ宮崎の極上牛肉「エモー牛」

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EMO(エモー)に込められた言葉

二つの名前を持つ宮崎の極上牛肉「エモー牛」

皆さんGILLE(ジル)というアーティストをご存知ですか? 先日アジアの歌姫(※)となった宮崎県出身で、「フライング・ゲット」のカヴァーで知られていて、宮崎弁で行うMCでも有名です。僕は彼女と知り合って随分長くて、様々なイベントでご一緒していますが、彼女の実家は牛を飼育しているんです。その話は彼女に会った当初から知っていたんですけど、どんな銘柄の牛を飼っているかは聞いてなかったんです。その後あるタイミングで、どんな牛を飼っているか聞く機会があって、そのとき初めて「エモー牛」を飼っている事を聞いたんです。

 

職業柄牛肉に触れる機会は多いんですが、やはり漢字表記のお肉が多いんです。「松坂牛」「神戸牛」とか。なので「エモー牛」という表記は自分の中で違和感があったのですが、話を聞いてみると、正式には「EMO牛」ということが分かったんです。「Earth Medicine 0」、「大地に薬はゼロを目指す」を信念として、牛にも、エサにも、水にも薬を使わずに育てている黒毛和牛なんです。

 

そういう話を聞いてから、試したいと思って、実際にサンプルを頂いたんですが、すごく美味しかったんです。あっさりしていて食べやすい。一番気に入っているのは、ここの会社はモツ系も取り扱いがあるところ。僕は内臓系の料理が好きなので、このことは、非常に大きいんです。

二つの名前を持つ宮崎の極上牛肉「エモー牛」

お店でも、「トリッパ レモンとアーモンド風味」や、「ランプレドッド」などの料理としても非常に人気があります。

 

もうひとつ面白い話があって、宮崎県外では「エモー牛」ではなく、「有田牛」というブランドで展開をしているんです。2つの名前を持つお肉というのは僕の周りでは聞いたことがなくて、宮崎の人に「有田牛です」と言ってもポカンとしちゃうんですけど、「エモー牛ですよ」と言うと、納得してくれるのも面白いですね。

 

(※)2015年香港アジアポップミュージックフェスティバル グランプリ(スーパーノーバ賞)、ヴォーカルパフォーマンス賞とステージパフォーマンス賞の3冠を受賞

紹介しているお店
有限会社 有田牧畜産業

※掲載情報は 2015/07/03 時点のものとなります。

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キュレーター情報

中原弘光

シェフ

中原弘光

『 La fontana azzurra』のオーナーシェフ シェフ 中原弘光。
1975年宮崎県生まれ。『フォーシーズンズホテル椿山荘 東京』、イタリア料理『BiCE東京』、フランス料理『ぎんきょう』、『リストランテ キオラ』料理長、2009年から「リストランテ シルベラード」統括総料理長を経て、2015年、オステリア『NAKAHARA』オープン。2016年より宮崎県の食材をふんだんに用いた『 La fontana azzurra』をオープン。
本場イタリアの技法を使って旬の食材の持ち味を最大限に引き出した、才気あふれる料理は、多くのファンを魅了しています。
2011年、宮崎県より、料理界からは初めてとなる「みやざき大使」に任命。県内外のイベントにて郷土の食材を用いながらその魅力を伝えている。

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