記事詳細
日本人にはソウルフードともいえる「豆腐」。定番の冷奴にお味噌汁の具、和え物やサラダ、はたまた中華の麻婆豆腐!またスイーツとしても注目されている「豆腐」は料理としてのバリエーションはもちろん、お豆腐そのものとしても美味しく、飾らないその味は懐深く万人の好みに応える万能食材!そして、植物性で高たんぱくながら低カロリーのヘルシー食品として、いまや世界的にも"TOFU"として認知されるまでになりました。今回はこの「豆腐」をテーマに、日本各地の美味しい豆腐をご紹介します!
1:【100年の集大成】豆腐一筋名古屋のくすむら渾身の「百年どうふ」
たかが豆腐、されど、豆腐。創業100年を越えた「くすむら」は名古屋では知らない人がいないお豆腐メーカー。こちらがその記念に発売したのがメーカーの百年の歴史の集大成のようなお豆腐、その名もズバリ「百年とうふ」。大豆は北海道産「大袖の舞」、愛知県産「フクユタカ」をブレンドで使用。にがりはミネラルが豊富な「瀬戸の浜にがり」、水は木曽川の伏流水と、厳選に厳選を重ねた素材はパーフェクト。その製造にあたってもまったくスキがありません。豆乳は消泡剤無添加の釜炊き、豆乳の加工作業はこの道30年以上のレジェンド職人、選ばれしわずか2名の手仕事。果たしてそのお味は――もちろん最上級!!
2:【そびえ立つ豆腐】島根県益田市の真砂とうふは「立っている」。
島根県の西部にある益田市。山口県の萩に近いエリアにある地元に根ざしたお豆腐メーカー「真砂のとうふ」。島根県産の大豆にこだわる少量生産(流通は地元のスーパーと通販のみ!)ながら価格は実にリーズナブルと、自らを「とうふマン」と名乗る社長は常に生活者の味方です。大豆の甘みと香りがしっかり引き立ったとうふは、それ自体も「立つ」ほどのしっかりした歯ごたえが自慢。まずはそのまま一口、そしてこだわりのお醤油をひと垂らしして召し上がれ!
3:【賀茂とうふ】料亭からご家庭まで幅広く愛される「京都のおとうふ」
1834年(天保五年)の創業、京都の老舗「賀茂とうふ近喜」。京都の有名料亭や割烹から今晩のおかずを買いに来る人まで、幅広い客層に絶大な人気の「町のお豆腐屋さん」。大豆はすべて国産の丸大豆。甘みが非常に強くイソフラボンが他の大豆の2倍ほどもあるといわれている、北海道十勝産の《音更大袖振大豆》をはじめ、上品な甘みの《岩手みどり》、《越前大野赤大豆》、《宮城県白目大豆》など、吟味した大豆を独自にブレンド。京都らしい柔らかで優しい味で、飽きのこない上品なお豆腐です。このお豆腐を1枚1枚手揚げでつくる、30cm×12cmというビッグサイズの『京揚げ』もお見逃しなく。
4:800年前の「平家の知恵」が現代では究極の酒の肴に
熊本は阿蘇の伏流水と厳選大豆のお豆腐を秘伝のもろみに半年以上漬け込んだ「秘伝豆銘(ひでんとうぺい)」。800年前の平家の落人の保存食「豆腐の味噌漬け」を現代風にアレンジしたというお豆腐の珍味です。何度も何度も、豆腐を作ってはもろみに漬け込み数ヶ月待っては試食、また豆腐を作っては…と何度も失敗を重ねてようやく辿り着いた境地。にわかに豆腐とは信じられないほどの深いコクは、究極の酒の肴として、また贅沢にご飯のお供として味わっても感動的!
5:【唐津】クリームチーズのような香りと滑らかさ、珍味「豆腐の味噌漬け」
佐賀県・唐津の川島豆腐店は、地元の契約農家が手がけた大豆のみを使用した豆乳を本にがりで固め、水にさらすことなく竹ざるですくい上げた豆の味濃い「ざる豆腐」がトレードマークの名店。これだけでも全国にファンを持つほどなのですが、地元唐津出身のマロンさんおすすめは「みそ漬け」。水気を抜いた木綿豆腐を昆布と一緒に熟成みそに漬けた、店主川島さん苦心3年、渾身の作。クリームチーズのような滑らかさと豆腐の甘み、味噌、麹の美味しさが一斉に広がる絶品です。
6:【高知の珍味】土佐の酒好きを唸らせるためだけに生まれた珍味豆腐
高知が誇る清流、四万十川が流れる良質の土壌で育てられる大豆「フクユタカ」を原料に海洋深層水で贅沢に仕立てられたお豆腐。これをうまみを残して数日間、水気をきったお豆腐は「チーズ」のような食感に変化します。「高野豆腐」にならずにこのチーズの風合を出すのは至難の技で、職人が門外不出の手法で湿度・温度をコントロールしてたどり着ける境地です。これを秘伝のしょうゆに漬け込んで仕上げられたのが、「和製チーズ」ともいえる深い深いうまみとコクをもったこの「百一珍」です。しょうゆのほか、しょうが、青のり、ゆず、ごまと高知の素材が生きた味わいのバリエーションも大いに楽しめる逸品、思わず進みすぎてしまうお酒に要注意!
7:【徹底的に女子向け】お豆腐なのにクリーミーなチーズのような風味!
群馬の大豆加工メーカー「相模屋」が、女の子が毎日食べたくなる豆腐をと開発したのが、「マスカルポーネのようなナチュラルとうふ」。乳製品は一切使用されていないのに、濃厚なクリーム感とコクのある味わい!大豆からとれる大豆クリームを使った正真正銘の「お豆腐」です(オリーブオイルをたらして、スプーンで食べるのがおすすめ!)。当然、女性からは大人気!今ではナチュラルのほか、期間限定で発売されるフレーバーが話題。その味はチョコレート、パンプキンなど、もはやこれは豆腐というよりも「スイーツ」の領域ですね!
※掲載情報は 2015/07/01 時点のものとなります。
- 2
キュレーター情報
ippin編集部のお取り寄せ
"あの人の「美味しい」に出会う"ippinの編集部おすすめのおとりよせ情報を配信中。
全国の厳選されたグルメ・食品、レストランメニューをお取り寄せできるショッピングサイト「ぐるすぐり」のおすすめから、心惹かれるグルメをピックアップしご紹介しています。