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最高の食材が揃う場所で作られたドライベジタブル
日本でも有数の食材の宝庫「高知県」。国内はもちろん、海外からもシェフがこの場所に食材を探しにやってくる。サンフランシスコにオーガニック食材にとことんこだわった、「シェパニーズ」という有名なレストランがあるんだけど、この有名なレストランのシェフも高知県の食材がお気に入りで、わざわざ足を運ぶほど。
実際に高知に行って、朝市でそのすごさを目の当たりにした。新鮮な野菜、フルーツ、海産物はもちろんの事、田舎寿司や芋天など高知県の旬の食材が1km以上に渡って並んでいる。高知の人達は朝市にいけば、生産者直売の新鮮な食材が全て揃うので、スーパーマーケットなどに行く必要はないらしい。
今、東京でも「ファーマーズマーケット」がそこらじゅうで開かれているけど、高知ではこの朝市（今で言うファーマーズマーケット）が300年前の江戸時代からずっと盛大に開催されている。
今回紹介する、KOCHI GOOD FOODSの「ジンジャーキャンディー」も、朝市でもよく見かける高知県の名産品「生姜」を使ったもの。この商品は、根菜専門の農園を営む「刈谷農園」で育った生姜を使用して作られたキャンディー。生姜の生産が日本一の高知から厳選したものを使用。金平糖のような甘みと、ぴりっとした食感が絶妙で、僕は仕事中に刺激を入れてしゃきっとしたい時によく食べている。
「ジンジャーキャンディー」の他におすすめなのは、「ドライトマト」で、高知市春野町のおかざき農園さんの愛情たっぷりのトマトを天日干しとほぼ同じ温度で乾燥させたもの。天日干しする事で、トマトの旨みが凝縮されていてとてもヘルシーなおやつになる。水に戻して、料理に使う事もできる。
大阪から移住してでも作りたかったもの
僕の友人が高知に移住して作ったKOCHI GOOD FOODSは、彼が40代に差し掛かってふと「本当に自分がやりたい事は何か？」と考えるようになったらしい。もともと彼は、大阪から高知まで毎週サーフィンに出かけていたことや、前職では、高知県の農家の人達と関わる仕事をしていた事もあり、高知の食材のすばらしさを知っていた。食材の中で少しでも形の悪いものは都会のマーケットでは売れないので捨ててしまうものも少なくない事を知り、品質は変わらないのに形が悪いせいで捨てられるのはもったいないという思いから、KOCHI GOOD FOODSを立ち上げたそうだ。
捨てられる必要がないのに、捨てられる食材を救うのが彼の仕事。飽食の時代に「ものの本当の価値」に気づかせてくれるとても意義がある商品だと思う。「ジンジャーキャンディー」や「ドライトマト」を食べてもらえば、高知食材のクオリティーの高さを実感してもらえると思う。高知県の生産者さんと僕の友人の思いがつまったドライベジタブル是非味わってみて欲しい。
※掲載情報は 2015/07/05 時点のものとなります。
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キュレーター情報
レバレッジコンサルティング(株）代表
本田直之
現在、ハワイ、東京に拠点を構え、年の半分をハワイ、3ヶ月を日本、2ヶ月をヨーロッパ、1ヶ月をオセアニア・アジア等の国で過ごす。これまで訪れた国は50ヶ国を超え、世界中を旅しながら、毎日のように三ツ星レストランから屋台までの食を極め、サーフィンやトライアスロンを楽しむ生活をしている。著書に、レバレッジシリーズをはじめ、「Less is More 自由に生きるために、幸せについて考えてみた。」「なぜ、日本人シェフは世界で勝負できたのか」「本田直之のハワイグルメコンシェルジュ」等があり、著書累計250万部を突破し、韓国・台湾・中国で翻訳版も発売。サンダーバード国際経営大学院経営学修士（MBA）、明治大学商学部産業経営学科卒、(社)日本ソムリエ協会認定ワインアドバイサー、アカデミー・デュ・ヴァン講師、明治大学・上智大学非常勤講師
