記事詳細
気温の上下に加え、湿度も高くなる6月。もわっとした空気に食欲をなくし、体調を崩す人が多いのもこの時期。そんな時にはさらりと喉を通る「お茶漬け」はいかがでしょう。ippinのキュレーターの皆さんが紹介するお茶漬けはさすが個性派ぞろい。これから、暑さが増した時にも重宝するので、今からチェックしておきましょう。
1:コク深いお刺身にさらり茶漬けと二度楽しい「鯛茶漬け」
江戸から続く銀座のうなぎ店から、知られざる名品を紹介してくれたのがグルメガイドの菅野さん。メインとなるうなぎメニューの陰で、固定ファンの心をがっちりとつかんでいるという「鯛茶漬け」。鯛の刺身をまずは特製ゴマダレで楽しみ、残った刺身をタレごと白飯にのせ、お茶を掛けてかき込むべし。二度楽しい逸品はお酒と一緒に楽しみたいですね。
2:一子相伝で受け継がれる秘伝の胡麻ダレ「鯛茶漬け」
大分からも老舗の鯛茶漬けをご紹介しましょう。同じく江戸時代から続く歴史がある若栄屋の名物「鯛茶漬うれしの」です。こちらの味の決め手も家伝の胡麻タレ。一子相伝の味として守り継がれ、厳選の胡麻と醤油などで味を調えたタレに鯛を漬けこんでいるのだそう。大切な方への贈りものとしても最適と、料理人の山田さんによるお墨付きの逸品です。
3:キムチと梅の相乗効果!食欲誘う変わり種「お茶漬けキムチ」
和歌山県からはちょっと変わり種のお茶漬けを紹介します。特産の紀州南高梅をキムチに合わせた亀井本舗の「お茶漬けキムチ」は、梅とキムチ両方の風味が楽しいお茶漬け。その美味しさにハマってしまったという料理研究家の佐藤さんは、あられと三つ葉を添えてオシャレな〆ごはんや、アレンジしておつまみやドリアとしても楽しんでいるのだとか。
4:港町ならでは!やわらかい鰹節で作る「漁師茶漬け」
同じく和歌山県から港町ならではの逸品を紹介してくれたのは、和歌山県出身のデューク更家さん。かつお節のように完全には乾燥させずに蒸してある生節(なまぶし)は、お酒のアテとしてそのまま味わってもおいしいけれど、ご飯に生節をどかっとのせ薬味をプラスして、お茶を多めに注いで食べる茶漬けが一番のおすすめだそう。
5:戦国武士を支えた万能調味料で作る伝統の「納豆茶漬け」
1300年前に中国から三河地方へ伝わり、戦国時代には携帯食とされた「濱納豆」。パッケージの“伝統ある発酵食品”の文字に惹かれ、駅の売店で購入し待ちきれずに待合室で味見をしてしまったのは花田景子さん。万能調味料として製造され続ける歴史食材の一番おいしい食べ方が納豆茶漬け。濃い煎茶を注げば、濱納豆の味噌と生姜がふわりと香ります。
6:日本酒好きにはたまらない山吹色の「生からすみ茶漬け」
料理教室校長の中村さんが、冷蔵庫に常備しているという長崎県のからすみ専門店・松庫商店の「生からすみ」。生臭みがまったくなく濃厚な旨味だから、ディップにしたり、パスタにアレンジしたり、パンに塗ったりと大活躍している様子が伺えます。あたたかいごはんにのせてお茶漬けにしても、もちろん間違いなし!の逸品です。
8:濃い醤油と旨味のパンチがきいた下町の「佃煮こんぶ茶漬け」
佃煮の発祥地・東京佃島で170年余り受け継がれる名店『天安』。料理家の橋本さんが今年のお花見で最後の〆にと選んだのは「お茶漬け昆布」でつくるこんぶ茶漬け。創業当初から継ぎ足されたてきたタレの複雑な旨味とパンチの効いた濃い味の佃煮は、緑茶やほうじ茶に良く合うのだとか。これぞ下町の佃煮というキリリとした醤油味を堪能したいですね。
※掲載情報は 2015/06/16 時点のものとなります。
- 7
キュレーター情報
ippin編集部のお取り寄せ
"あの人の「美味しい」に出会う"ippinの編集部おすすめのおとりよせ情報を配信中。
全国の厳選されたグルメ・食品、レストランメニューをお取り寄せできるショッピングサイト「ぐるすぐり」のおすすめから、心惹かれるグルメをピックアップしご紹介しています。