記事詳細
紹介している商品
柑橘との相性ばっちり、モヒートにもおすすめの梅酒
ミツバチの羽音にかけてhanon(ハノン)とは、なんて素敵なネーミング!「うちの農園の梅で作った梅酒です」そう言ってプレゼントしてくださったのは、南高梅発祥の地、和歌山県田辺市のエコファーマー認定 紀州原農園のオーナー、原さんでした。なんでも梅の花が咲く頃、梅園に巣箱を置いてミツバチに交配を手伝ってもらうのだとか。原さんは、蜜柑はもとより、キヨミ、セミノール、カラマンダリン、仏手柑、黄金柑……、温暖な気候を利用して珍しい柑橘を数十種類、しかも減農薬法で栽培している知る人ぞ知る柑橘の達人です。そんな原さんの梅で作る梅酒だから美味しいに違いない、と思ってまずはストレートで頂きました。天然甘味ワインのように上質な香りとコク、フレッシュな飲み口……。その秘密は、木の上で黄金色に熟した梅がネットに落下したら朝のうちに手で拾い集め素早く選果、大粒で完璧な実だけを醸造所に運んで、その日のうちにアルコールに漬けるという丁寧な仕事にあります。
最近の梅酒は、製造過程で加水をしてアルコール度を低くすることで飲みやすさを追求したものが多いようですが、hanonは加水を抑えてアルコール度はやや高めの18%。なぜかと言えば、原さんならではのおすすめの飲み方があるからです! それは好きな柑橘類を思いっきり搾って炭酸で割る、梅酒スプリッツァー。爽やかです。
はっきり言ってこれまでは梅酒にさほど惹かれることもなかったのですが、これはイケるかも、とさらにモヒートにアレンジしてみました。hanonを注いだグラスにミントだけでなくコリアンダーの葉を茎と共に入れてよく潰します。レモンや柚子や好きな柑橘を絞り、炭酸水を注ぎ、氷を入れたら最後に再びhanonでフィニッシュ。これからの暑い時期、アペリティフや休日のリフレッシュタイムにおすすめです。
細くてエレガントなボトルに添えられた栞のイラストは南高梅の枝と葉っぱ。今頃梅の収穫が最盛期を迎えている原農園の景色を思いながら乾杯〜! ちょっと酔わせてみたい女性へのプレゼント、柑橘類と合わせてホームパーティーの手土産にいかがですか?
※掲載情報は 2015/06/15 時点のものとなります。
- 6
キュレーター情報
フードプランナー&フランス語通訳
勅使河原加奈子
東京都生まれ。学習院大学文学部フランス文学科卒。ワイン専門商社勤務後、フランス人シェフ招聘ビジネスに7年半関わり、2000年フードデザイン&イベントプランニングCREMA設立。フランス人シェフの招聘を続ける傍ら、ハチミツ専門店のMD企画、ホテル・レストランのオープン・リニューアルのアドバイス、洋菓子専門誌編集、フランスわさび栽培コーディネート、百貨店内フードショップMD企画、仏レストランブランドの商品開発のアドバイス、洋包丁輸出コーディネートなどを経て、食イベントの企画制作、レストランのHP制作、食の撮影コーディネート、イベントのPRコーディネートなど食全般の仕事に携わる。同時に料理・ワイン・製菓・製パンに特化したフランス語専門通訳者および翻訳家(翻訳本「ジョエル・ロブションのすべて」)としても活動。2011年秋以降、地方創生、地方食材のリサーチとフランス人シェフへの紹介、国内外での燗酒の普及にも携わる。