北海道と言えばカニやイクラや、あのクッキー？それだけじゃない！北海道は日本きっての食材の宝庫、知られざるおいしいグルメがたくさんあるのです。大自然の恵みがぎっしりと詰まった北海道の絶品グルメ。知っているとちょっと自慢できちゃう品々を集めてみました。旅の思い出話と、一緒に大切な人に届けてみてはいかが？

鶏や豚のテリーヌはよく見かけるけど、鹿のテリーヌは珍しいです。それもエゾジカのテリーヌと来れば、北海道以外ではありえません。会員制のプロハンターが狩猟したエゾジカで作ったテリーヌは、狩猟後１時間以内に適切に処理されたもの。パサつきやすい鹿肉を低温でゆっくり火を入れてしっとりと仕上げ、力強さを出すためレバーを入れています。濃厚なテリーヌはバゲットを準備するだけでとびきりのごちそうに。重厚な赤ワインや、しっかりとした白ワインに合わせていただくのがオススメです。珍しいエゾジカのテリーヌで、会話に花が咲くことは間違いないですね。

アーモンド、くるみ、ヘーゼルナッツ、ピスタチオなど栄養価の高いミックスナッツを北海道産の貴重なシナのはちみつに漬け込んだハニーナッツ。シナとは菩提樹のこと。アカシアやレンゲのはちみつと違い、ハーブのような香りが特徴的なシナのはちみつは、好き嫌いが分かれるところですが、その個性的な味にはまると抜け出せません。はちみつがたっぷり染み込んだナッツと、ナッツの香ばしさが溶け込んだはちみつは、最高のハーモニー。パンやヨーグルトにかけたり、お肉のソースとして使うのもオススメ。お湯に溶かすだけでもおいしく、用途の広い万能アイテムです。

自社農園で採れた世界で唯一の天然メントールを使用して作られた爽快感たっぷりのミント味のラングド・シャ。北海道産小麦を使用したクッキーに、北海道の風を感じられるミントチョコをたっぷりはさんだスイーツ。ミントの清々しさとチョコレートの甘さはお口の中に爽やかな余韻を残してくれます。デザートとしても楽しめますが、お口直しや油落としにもぴったり。甘いものはあまり食べないという方や年配の方にもオススメできます。淡いグリーンのミント色に染まったチョコレートは、見た目にも涼しげ。まさに北海道づくしの一品です。

明治38年創業の七飯町の『沼の家』。初代の堀口亀吉氏が大沼駅で駅弁のように立ち売りを始めたのが最初だそうです。人気商品の「元祖 大沼だんご」はしょうゆと胡麻の2種類。醤油とザラメを合わせた甘じょっぱい「しょうゆ」と、黒胡麻をじっくりとすり、香ばしさと甘味をひきだした「胡麻」は、どちらも上品で後を引く甘さが特徴です。お団子は、うるち米に少量のもち米をブレンドしたもので、ムニュムニュとした独特の食感がクセになりそう。このモチモチさは当日にしか味わえないものなので、必ず買ったその日にお土産として渡してくださいね。

イタリア・カラブリア州で15年間チーズを作り続けていた熟練のチーズ職人ジョバンニさんは、北海道産の牛乳のクオリティに惚れて日本への移住を決意したそう。イタリア人をもうならせる北海道産牛乳でできたチーズは、最高峰とも言えるクオリティ。ジョバンニさんが作るチーズは、NPOチーズプロフェッショナル協会の『ジャパンチーズアワード』で去年、金賞を受賞しました。これまでの国産チーズはヨーロッパ産と比べると、どこか物足りないというのが本音でしたが、このチーズはそんな国産チーズの未来を切り開くとも言える存在。国産チーズもついにここまで来たか、と感慨深い一品です。

北海道のコーンは他で採れるものとは全く違うと言っていいほど、甘味と美味しさが群を抜いています。美瑛（びえい）に本店がある「美瑛選果」。新千歳空港店では、空港内にも関わらず焼き立てのパンを食べてほしいと釜まであるというから驚きです。北海道の甘いコーンがたっぷり詰まったパンは、蓋をしっかり締めると熱気でパンが湿気てしまうことから、「持ち帰るまで蓋を閉めないでください」というユニークな注意書きが。お家に着く頃には熱が冷め、ちょうどよい加減に仕上がっているはずです。甘いコーンパンは初めて食べるのに、ほっこりと懐かしい気持ちにさせてくれます。

卵と牛乳と砂糖。少ない素材で作られるからこそ、プリンは原料がとても大事なのです。北海道の中でも有名スイーツをたくさん生み出す砂川市。広大な大自然からとれる素材達はどれもおいしいスイーツを作るのに欠かせないものばかりです。岩瀬牧場は砂川のスイーツ名産地の一つ。チーズケーキやアイスクリームなど、北海道の自然の恵みをたっぷり詰め込んだスイーツ達はどれも、のびのびとリラックスしたムードで楽しめるものばかり。中でも手作りプリンは、完全放牧の乳牛から搾った新鮮なミルクと良質な卵黄のコク、そしてほのかに香る洋酒が大人気。お酒は香りづけなのでお子様でも食べられます。