おからを意味する「きらず」。歯ごたえたっぷりのやみつきになるお菓子。

おからを意味する「きらず」。歯ごたえたっぷりのやみつきになるお菓子。

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カリッ!ポリッ!カリッ!

思った以上の歯ごたえ。だけど、噛めば噛むほどにその本領を発揮してくれて、気づくと一袋なくなっている……これがいつものパターンです。「きらず揚げ」は愛知県のお豆腐屋さん(おとうふ工房いしかわ)が手掛けるロングセラー商品で、「きらず」とは「おから」の意味。おからは切る必要がないということで「切らず」、それが転じて「きらず」になったそうです。

 

このお豆腐屋さんはこだわりが随所にあって、美味しさの原点は原料にありということで国内の契約農家との太い繋がりをつくられています。その根底にあるのは「子どもたちに安全なものを」という想いで、この「きらず揚げ」に込められているのが、この硬さなんです。最近の柔らかいお菓子に対して、しっかりと噛んで食べてもらうように。そのためのカリッ、ポリッ、カリッ。

 

定番の「塩味」に「醤油」や「マヨネーズ」、「カレー」といった味のバリエーションも楽しみの一つで、季節によっては「梅じお」があって、個人的にはこれがお気に入り。愛知県では良く目にする商品だそうですが、他の地域で時々目にすると嬉しくなってしまう。そんなお菓子です。

おからを意味する「きらず」。歯ごたえたっぷりのやみつきになるお菓子。

※掲載情報は 2015/05/24 時点のものとなります。

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キュレーター情報

高橋万太郎

職人醤油 代表

高橋万太郎

1980年群馬県前橋市出身。立命館大学卒業後、(株)キーエンスにて精密光学機器の営業に従事し、2006年退職。(株)伝統デザイン工房を設立し、これまでとは180度転換した伝統産業や地域産業に身を投じる。現在は一升瓶での販売が一般的だった蔵元仕込みの醤油を100ml入りの小瓶で販売する「職人醤油」を主宰。これまでに全国の300以上の醤油蔵を訪問した。

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