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鼻にほわ~んと抜けるみりん粕の芳しい香り
「ん、こぼれ梅?」 聞いたことがあるような、ないような……。はじめはピンときてなかったのですが、食べてみると、全く梅の味は感じられず、酒粕のような風味が届いてきたので気づきました。「そっか、みりん粕だ」と。そうです、「こぼれ梅」とは、みりんの絞り粕のことなんです。梅の花が咲く際、花を咲かせるために、周りの花が落ちる様に似ているとか、梅の花に形が似ていることから、そう名付いたようです。酒粕に似ている味わいですが、酒粕は、お米と米麹からできているため、ややペースト状とか板状のものが多いのに対し、みりん粕は、もち米・米麹・焼酎からできているため、粒状で、粘り気があり、酒粕より甘みが多少際立っています。そのまま食べることもできるのですが、料理のコク出しや、お菓子の材料としても最適です。
しかし、その純和風のこぼれ梅がグラノーラと共演したとは、なかなかの驚きでした。驚きといえば、みりん粕は、酒粕と同じく、「レジスタントプロテイン」という消化されにくいたんぱく質(食物繊維の一種)が含まれているとも言われています。レジスタントプロテインは胃で消化されにくく、小腸にそのまま進んで脂質をつかまえて体外へ排出する働きをするそうです。
そんなスーパー食材でもあるこぼれ梅に加えて、やはり健康と美容効果の高い有機オーツ麦や、アーモンド、胡桃、クランベリー、干しぶどう、きび砂糖などが一緒に焼き上げられているので、より一層、体想い度が強力になっているんです。全てが協力し合ってのことですね。しかも、健康パワーだけではなく、素材達の持つ旨みも噛めば噛むほど美味しさとなり、かりっと、でも、多少ねちっとした食感までも楽しめるという、一石二鳥も三鳥もある美食品です。そのままつまんでいると、瞬く間に1袋食べきってしまいますが、フレッシュフルーツやお豆、豆乳と合わせたり、アサイジュースをかけて食べたり、ケーキに練り込んだりと、色んなアレンジをしてもGOOD!
この美味しい優等生「こぼれ梅グラノーラ」、二口位噛みしめれば、思わず笑みがこぼれ、つい「うめぇ。福三つです(福光屋さんだけに)!」と言っちゃうはずです(笑) 。
※掲載情報は 2015/05/03 時点のものとなります。
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キュレーター情報
「そのやま」店主・フードクリエイター。
園山真希絵
1978年1月5日生まれ。出雲市出身。高校時代に「食」に目覚め、食べることでキレイになるオリジナル料理の研究を始める。「豆」をベースとした料理のお陰で、2年間でリバウンドなく健康的に27キロのダイエットに成功。 現在、雑誌・テレビ・ラジオにも多数出演。また、自らを救ってくれた 「豆」に対する恩返しも兼ね、食を通じた文化交流や地方の町おこし活動も積極的に行う。さらに、出版・商品開発・食カウンセリング・飲食店『そのやま』経営・各地の親善大使も手掛ける。オフィシャルブログ「こころのごはん手帖-食べる門には福来たる- 」は毎日更新。
※『そのやま』https://www.facebook.com/sonoyama.tokyo
TEL/0363376498