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味はもちろん、形や彩りにも個性が光る
よく、マドレーヌみたいな焼菓子を味わうのですが、ひとつひとつが大きくて、何個も一度に食べられない事ってありますよね。僕も幾つか味わいたいのに一つでおなかいっぱいみたいな事もしょっちゅう。
そんな気分の時に、たまたまデパ地下で見つけたのが、アンリ・シャルパンティエのプティ・ガトー・アソルティ。もう、びっくりしましたよ。フランス伝統菓子が8種類、一口サイズになっています。具体的には発酵バターが奏でるおなじみのおいしさ「フィナンシェ」と「マドレーヌ」。ロレーヌ地方、ナンシーの伝統菓子「ショコラ・ド・ナンシー」。ピスタチオのまろやかな味わい「ピスターシュ」。ほんのり甘酸っぱい木いちごの風味「フランボワーズ」。香ばしい甘さに塩を効かせた「キャラメル・ブール・サレ」。エスプレッソコーヒーとカカオの深い味わい「エスプレッソ」。蜂蜜にスパイスを効かせた、ブルゴーニュ地方の郷土菓子「パン・デピス」。8種類全部行けちゃいます。
しかも、ひとつひとつが真面目な風味ですし、形も丸かったり三角だったりとおもしろく、色合いもカラフル。全部美味しいですが、特にオススメなのが「パン・デピス」。蜂蜜、レモン、オレンジ、さまざまなスパイスの風味が時間差で次々に顔を出します。また、卵とバターが風味豊かなマドレーヌ生地にピスタチオがたっぷり効いている「ピスターシュ」も、GOOD。8個入りから36個入りまでバリエーションがありますが、誰かにプレゼントするなら12個入り、自分でいただくのなら36個入りがぴったりです。
※掲載情報は 2015/05/02 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フードジャーナリスト
はんつ遠藤
東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は8000軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「JAL(Web)」などに連載中。また近年は料理研究家としてTVラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』(幹書房)、『おうちラーメンかんたんレシピ30』『おうち丼ぶりかんたんレシピ30』『全国ご当地やきとり紀行』など25冊。