毒抜きに塩蔵で2年!感動する、佐渡島で作られる「ふぐの子粕漬」

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色んな楽しみ方ができる「ふぐの子粕漬」

佐渡島にロケで仕事に行った時、教えてもらったのが、この「ふぐの子粕漬」。これは、ふぐの卵巣を2年から3年粕漬けしたものなんです。え、ふぐの卵巣なんて食べられるの?って思っていたんですけど、これが本当に美味しい。使っているふぐは「ごまふぐ」で、佐渡島沖で毎年6月から7月にかけて取れるものです。まず2年以上かけて塩に漬ける作業「塩蔵」をすると乳酸菌の作用で毒素がほぼ抜けるんですね。その後、また1年かけ酒粕に漬けると、塩気が抜けて甘みが出てくるそうなんですよ。最初食べた時は本当に感動しましたね。

おつまみとしては最高ですね。色んな楽しみ方ができるんですけど、卵巣だからスパゲッティにしても合いますね。たらこに近い感じです。味はたらこより、お酒の香りを感じますね。そんなにいっぱい食べられるわけではないですが、お鮨にしてもいいですし、おにぎりの具にしても最高ですね。

毒抜きに塩蔵で2年!感動する、佐渡島で作られる「ふぐの子粕漬」

佐渡島は、昔の日本というイメージを持っています。僕が持つ日本海のイメージをそのまんま見せてくれるところですね。荒波を感じますが、食材のおいしさもそのぶん非常に感じられます。僕が佐渡島を訪れた時は、ちょうど台風が来ている時で、フェリーが止まったのも今は良い思い出です。ちなみに、宿はホテルではなく、僕が行く際には必ず旅館に泊まることにしています。その方が、「日本」を感じられますからね。

是非、佐渡島に行く際には、このふぐの子粕漬けを試してみてください。CIAO!

※掲載情報は 2015/04/27 時点のものとなります。

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キュレーター情報

ベリッシモ・フランチェスコ

料理研究家・タレント

ベリッシモ・フランチェスコ

ローマ(イタリア)出身。
現在は、イタリアと日本の文化の架け橋的な役割で活躍、多数レギュラー番組出演、クッキングショー、全国講演、トークショー、料理イベント、広告、雑誌など。開催する料理教室は満席の人気。
スーパーにある食材で作れる・簡単に出来るイタリアン、食材の「味」と作る人の「パッション」を活かしたレシピが好評。

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