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豊かな自然と、変化に富んだ地形が魅力の島国
太平洋の南西にあるニュージーランドは、北島と南島と呼ばれる2つの主な島と、多くの島々からなる総人口約450万人の島国です。南半球に位置するため、季節は日本の真逆。険しい山々あり、広大な平野あり、氷河ありという変化に富んだ地形は景勝地としても有名で、映画のロケ地に使われることもしばしばあります。肥沃な土壌での農業や畜産業、水産業も盛んです。様々な人種の人々が暮らしていますが、1200年頃に先住民族マオリがポリネシア地域から双胴船ワカ(カヌー)で移住した事からその歴史は始まりました。
太古から大陸とは切り離されていたため、飛べない鳥のキウィのように、ここだけでしか見られない固有種の動物や植物がいるのも特徴です。それでもやはり、ニュージーランドと言えば“人の数より羊の数が多い国”という印象の人も多いのではないでしょうか。今回は、そんなニュージーランドの「羊肉」についてご紹介します。
ニュージーランドの羊肉やウールが良質なのはなぜ?
ニュージーランドでは人より羊の数が多く、人口が横浜市と同じくらいの約450万人なのに対し、羊の数は約3200万頭に上ります。もともとニュージーランドに羊は生息しておらず、1769年に海洋探検家のイギリス人“キャプテン・クック”ことジェームズ・クックらによって初めて持ち込まれました。その後、ヨーロッパからの入植者の生活に欠かせない家畜として重用された羊は、1830年頃から本格的な飼育がスタートし、その後も南島の山地を中心に発展を遂げました。
ニュージーランドの天候は変わりやすく、「1日の中に四季がある」と言われるほど寒暖の差が大きいという特徴があります。雨の量が十分あるため、牧草も豊富です。人口飼料を使わず、広々とした土地で放牧されてのびのびと健康に育つ羊たち。ニュージーランド産の羊肉やウールが上質なのには、そんな理由があるのです。
ニュージーランド人が愛する定番羊料理は?
ニュージーランド人にとって羊料理の定番と言えば「ラムチョップ」です。ちなみに「ラム」は1歳未満の仔羊、2歳以上の肉は「マトン」と呼ばれます。「ラムチョップ」は骨つきの背肉を焼いたもので、ニュージーランド産のラムは臭みがなく柔らかでジューシーな味わいです。素材そのものが上質なので、味付けはシンプルに塩・コショウで十分。ローズマリーなどのハーブを加えて焼いたり、ソースを使うこともあります。少しピンク色の部分が残るくらいの焼き上がりが特におすすめです。これに茹でたジャガイモ、にんじん、グリーンピースなどの野菜を付け合わせにします。
冬には「ラムシャンク」という、骨つきスネ肉の赤ワイン煮込みを食べます。ニュージーランドのレストランには必ずあるメニューで、家庭では日曜日に食べる料理として定着しています。ラム肉はビーフシチューのように、ほろほろと口の中で崩れるくらいまで時間をかけて柔らかく煮込まれ、ニュージーランド産ピノ・ノワールの赤ワインと合わせれば最高のご馳走です。
日本では、東京と福岡に店舗を構え,ニュージーランドの肉料理やワインが総合的に楽しめる「ワカヌイグリル ダイニング」と、豊富なバリエーションのラム料理を食べる事ができるラム料理専門店「ワカヌイ・ラム・キュイジーヌ・ジューバン」でニュージーランド料理を楽しむ事ができます。
羊肉は、味だけではなく健康面でも高く評価されています。L-カルニチンや鉄分(ヘム鉄)といった栄養素が他の肉に比べて多く含まれてているだけではなく、他の肉と比べてコレステロール値が低く、融点が44度と高いため、脂肪が体内に吸収されにくいという特徴があります。また、ビタミンB1が豊富でミネラルも多く含まれているため、体を温めたり疲労の回復に一役買うとも言われています。
WAKANUI スプリングラム フレンチラック
イタリアンやフレンチレストランのメインディッシュとしても使用される高級部位です。ニュージーランドの春から初夏の牧草の栄養価が最も高い季節に生産されたスプリングラムです。
※掲載情報は 2015/04/24 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ニュージーランド大使館
Kia Ora! 南半球のClean & Greenな島国ニュージーランド(以下NZ)です!
NZといえば先ずは何と言っても大自然です。
綺麗で豊富な水と空気と日光に恵まれ、国土の20%以上は国立公園や原生林、自然保護区に指定されております。
国民気質は非常に穏やかで、先住民族マオリやヨーロッパ人、南太平洋諸国の人々やアジア人など多様な民族の集まった世界的に見ても多文化の融合したユニークな特徴を持つ国です。
食糧生産・畜産に適した気候と地理的優位性から食材に関する人々の関心も高く、新鮮で安全な野菜や果実、乳製品、肉類、水産物等を気軽に楽しんでおります。
NZは自然・観光・activity・ラグビー大国として知られておりますが、
安心・安全な食糧品の輸出も極めて重要な産業に位置づけられている為、世界トップレベルのSustainability(持続性)とトレーサビリティーを誇っております。
ここではそんな“Clean Green NZ”が自信を持ってお届けする逸品の数々を順次ご紹介して参ります。
※冒頭のKia Oraは先住民マオリ族の言葉で「こんにちは」という意味です。