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信州で30年以上チーズを作ってきたアトリエ・ド・フロマージュのチーズケーキ
今回ご紹介するのは長野県にあるチーズショップ「アトリエ・ド・フロマージュ」の「信州カマンベールチーズケーキ」です。私は、料理人として地方の活性化を料理で行えないかと思い、日本各地を廻っています。長野県を訪問した時に地元の方に紹介されたのが知るきっかけでした。アトリエ・ド・フロマージュは長野県東信地区の東御市(とうみし)の広大な自然の中にあり、地元信州で育った牛のミルクを使い、チーズを作っています。1982年には日本で始めて生のチーズの製造を始め、現在も独自の製法で個性的なチーズ作りを実践しています。製造工程は見ることはできませんでしたが、お店の方に話を聞いてチーズを食べてみました。とても個性的で外国のチーズにも負けないものだと実感しました。JALのファーストクラスでも使われている「ブルーチーズ」や様々な種類のチーズが作られ、チーズ以外にも、信州の牛の牛乳を使ったスイーツやピザ、ヨーグルトなど多くのオリジナル商品も作られています。その中でも食べて気に入ったのが「信州カマンベールチーズケーキ」です。
外箱はまるでチーズの箱で、外から見るとチーズにしか見えませんが、中にはしっかりチーズケーキが入っています。私自身は、医師からの食事制限があるため食事にも気を使わなくてはいけなく、食べ物の種類も量も限られてきます。その点このチーズケーキは、クリームチーズに比べて脂質が少ないカマンベールチーズを使用しているので、制限内でも食べられるスイーツです。また、チーズケーキではよくクリームチーズが使われることが多いため甘さが目立ちますが、これはカマンベールチーズが使われているため、甘みよりも濃厚さが引き立っています。「信州カマンベールチーズケーキ」は、その濃厚な味がスイーツとしてのみならずお酒(特に赤ワイン)のつまみとしても楽しめます。
通販もやっていますが、お店も長野県内や、東京の青山、名古屋のデパ地下にもお店がありますので、ぜひ一度、アトリエ・ド・フロマージュのチーズを食べてみてほしいと思います。
※掲載情報は 2015/04/09 時点のものとなります。
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キュレーター情報
銀座ラ・トゥール 代表取締役
清水忠明
1956年、東京都出身。事故がきっかけで18歳で料理人の世界に入る。24歳でフランスに渡り一つ星のお店で働き、25歳で「ラ・トゥール・ダルジャン」に入社。以降12年以上に渡りパリと日本で技術の研鑽を重ね、1992年には神楽坂に、2007年には銀座に「ラ・トゥール」をオープンし、料理の格付け本などでも星を獲得。現在は、全国の生産者などを回り料理人の経験を活かした商品開発や、帝京大学と共同で低糖質食品などの企画や開発を行なうなど、食事制限をされている方に向けた活動も行っている。