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毎日でも食べたい焼き立てロールパンは辛党への最高の手土産
証券会社や金融関係のオフィスが立ち並ぶ茅場町の朝は早く、大勢のサラリーマンが朝7時頃には大群で道を往復しています。そんな私たちの街中での朝食事情はというと、立ち食い蕎麦かコンビニのおにぎりかパンが通常で、早朝に焼き立てのパンを食べられるなんて、長年茅場町に勤務する人たちは想像すらしていなかったことでしょう。
「陸の孤島」と称された茅場町は、大衆食堂や大衆居酒屋ばかりで、「おしゃれな街」からは程遠い食事事情の茅場町も現在は少しずつ変わりつつあります。昨年の11月、茅場町の駅の近くにロールパン専門店が開業しました。
内装工事をしているころから開店日まで、ほぼ毎日お店の開店の行方を覗きながら、遠回りして茅場町の駅まで帰るほど期待でいっぱい。厨房で試作を重ねているお店の方々の真剣でかつ楽しそうな様子を見ながら、「いつ開業ですか?」と何度尋ねたことか。扉の外に漏れだす美味しそうなパンのにおいで早く食べてみたい誘惑に勝てませんでした。
代表作のロールパン。
作っているところも間近に見られます。店内奥がイートインスペースです。
日々更新される美味しいパンたち。
ついにお店がオープンとなり、しばらくの間、毎日行列に並び焼き立ての温かいロールパンを買いました。一口目の外側は「しっかり」、中は「むっちり」。少し塩気のある、何個でもいけそうな毎日飽きずに食べられるロールパンが買えることにしみじみと幸せを感じています。日々口にするたび、更に美味しくなっていて、日々の進化を感じています。
あまりの美味しさに、この幸せを友人知人に御裾分けしたくて、体裁の良いギフトボックスに入れてもらい、手土産としてあちこちに差し上げています。ギフトボックスには最大5個まで入り、お値段も1つ180円。お財布にも負担にならないので、気軽に持参できます。このお店のシンボルといえるロールパンと一緒にレーズンロールパンやチョコロールパンも一緒に混ぜてお土産にするのもお勧めです。
ロールパン以外にも朝食や昼食にピッタリなおかずパンもありますし、スイーツに寄せたパンもあり。カフェなどが少ない界隈ですので、イートインもあり、飲み物やサラダなどと一緒にその場でいただくこともできるパン屋さんは、お昼休みや休憩場所としてもありがたい存在です。
男性3人が知恵を出し合って作ったパン屋さんだそうで、一人の長の下で働くのではなく、チームになってお店を出すといった背景も今の時代ならでは、とても楽しそうで興味深いです。
お店の雰囲気もしかり。店内に一歩入ると、アットホームで、その空気の良さがいつも伝わってきます。来客が多く忙しいときでも、スタッフの方々は自発的に声を出しながらお互いにカバーしあっている雰囲気を見るのも、理想の会社のようで私が気に入っている理由しれません。優しく活気あふれる空気に満ちたお店は、お客さんにも伝わります。
焼き立てが食べたければ、焼き上がり時間はインスタグラムで確認できます。冷えても美味しいです。
茅場町にお越しの際は、美味しいロールパンが食べたくなったらお立ち寄りされることをお勧めします。
ギフトボックスに入れれば、立派な手土産に。
男性3人で開業したパン屋さん。
※掲載情報は 2022/06/25 時点のものとなります。
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キュレーター情報
秘書
水越かをり
上場建設会社に入社後、総務、広報を経て、会長・社長の秘書として約20年担当。
「手土産」を選ぶ際、特に気を付けている「気遣いさせすぎない手土産選び」。社内でもプライベートでも手土産をお勧めする場合は必ず自分で買って試食をしたものの中から選んでいます。「味」「見た目」「コストパフォーマンス」「差し上げる方の出身地」「その方の大切にしているもの」等色々な視点で差し上げる方を思い浮かべながら、話題の新商品から老舗の伝統の味を守る品物まで、差し上げる方に寄り添った品物選びをしています。
プライベートでは現在は英会話、着物を現在習っています。どちらも個人レッスンで先生に恵まれ、仕事とはかけ離れた集中できる時間を大切にしています。長年訪れる香港の友人たちとの交流の中で、従来嗜んでいた茶道や華道に加え着付けを習い日本の伝統について英語で語り合うこと、また、世界の習慣を学ぶことも楽しみのひとつです。来たる東京オリンピックに向かい、訪日される海外の方々へのボランティアガイドをするので、一緒に日本の伝統文化の事を触れた折に日本の手土産の習慣についても説明できる日を楽しみにしています。