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三重県の南東部に位置する鳥羽市は、御木本幸吉が世界で初めて真珠の養殖に成功した地。美しい海に育まれた海産物が豊富で、伊勢海老や鯛、ワカメやアオサといった海藻類や、牡蠣、アワビなどの貝類、ウニなどが特産品です。海鮮丼や浜焼きなど鳥羽だからこそ味わえるグルメも魅力ですが、海産物を活かした土産品も充実しています。鳥羽の魅力が詰まった土産品を紹介します。
1:名産の浦村かきを練り込んで仕上げた風味豊かなせんべい
鳥羽市の冬の味覚といえば牡蠣。市の南部に位置する浦村町は、牡蠣の養殖が盛んなエリアです。通常2年のところ「浦村かき」は1年で収穫されるため、雑味が少なく、甘みと旨味があると全国的に評価されています。その浦村町で昭和37年から牡蠣の養殖を営むのが「丸善水産」。冬期には牡蠣小屋を営み、焼き牡蠣などを提供していますが、もっと多くの人に浦村の牡蠣を楽しんでもらいたいと開発したのが「牡蠣せんべい」です。
「浦村かき」をペースト状にして練り込んでおり、牡蠣の風味と旨味をしっかりと感じることができます。味はプレーンのほかに「やまとたちばな」という鳥羽特産の柑橘を活かした味とマヨネーズ味の3種類。お茶のお供としてはもちろんのこと、お酒との一緒に楽しむのもグッドです。
2:特産の牡蠣を燻製して旨味を引き出し、オリーブオイル漬けに
伊勢志摩の海鮮を使った発酵・燻製商品を製造・販売している「海童工房 魚寅」。プランクトンが豊富な海域で育った大粒の「浦村かき」を使った商品を展開しており、燻製、オリーブオイル漬け、甘露煮、味噌などが揃っています。その中でも人気なのが「牡蠣のオリーブオイル漬け」(税込・930円)。プランクトンが豊富な海域で育った大粒の「浦村かき」をスチームし、2日間ほど特製の液に漬け込み乾燥させ、じっくりと燻製したものをオリーブオイルに漬け込んでいます。
清らかな鳥羽の湧き水を使い製品を加工することで、牡蠣特有の臭みやぬめりを軽減。その上で自家製の燻製機で加減を見ながら、じっくりと燻製することでこだわりの商品が完成します。いぶされた素材の香り、風味など、ならではの旨みが口いっぱいに広がります。そのままおつまみとしてお酒と楽しむのもよし、さらに牡蠣燻製の旨みが移ったオリーブオイルはパスタなどの料理にとても合います。一瓶で様々な楽しみ方ができるのも魅力です。
3:鳥羽の海の恵みを手軽の楽しむことができる釜飯
海産物の宝庫である鳥羽は、牡蠣のほかにも様々なものが揃います。その海産物をしっかりと堪能できるのが、漁師風の釜飯シリーズです。国産のもち米に、カツオ出汁ときざみめかぶが入っており、牡蠣、カツオ、サワラ、シラス、しじみなど5種類の海産物が主役となったものがラインナップされています。
製造するメーカーは、鳥羽港の北東約2.5kmに位置する答志島が創業の地。釜飯シリーズに使用されているサワラ、シラスは答志島の名産で、全種類に入っているきざみめかぶも答志島産を使用するなど、素材にこだわって作られています。
作り方はとても簡単で、レンジで5分温めるだけで本格的な釜飯を食べることができます。ホカホカの釜飯は磯の香りがして、食欲をそそります。鳥羽土産としてはもちろん、小腹が空いた時や夜食など、自分用としてもおすすめです。
4:生産量の日本一を誇る、青さのりを使用したジェノベーゼ風ソース
黒潮と伊勢湾に流れる宮川の清水や山々の栄養。そんな栄養豊富な海水と真水が混ざりあう鳥羽の海。豊かな海では、ワカメ、ひじき、アラメ、青さのりなどの良質な海藻類が育ちます。その中でも、三重の青さのりは葉が広くボリュームがあり、風味がよいと評判です。1950年代ごろから養殖が盛んになり、現在では生産量の70%を占め、生産量全国1位を誇ります。
その青さのりをふんだんに使用した「あおさジェノベーゼ」は、伊勢志摩産の青さのりに、オリーブオイルとチーズなどを合わせたジェノベーゼ風のソース。磯の香り豊かで、旨味がたっぷりと詰まっています。パンにぬって食べたり、パスタのソースなど様々な料理に使える優れもの。一本あれば、重宝すること間違いなしのソースです。
5:伊勢志摩サミットでも提供された、全国的な人気を誇るマドレーヌ
日本ギフト大賞2017 三重賞、第22回全国菓子大博覧会名誉総裁賞など輝かしい受賞歴を誇り、G7伊勢志摩サミットのコーヒーブレイクのお菓子にも選ばれた「ブランカ」の「シェル・レーヌ」。外はサクッと中はしっとり、絶妙な食感で素材の持つ味を感じることができるマドレーヌです。
素材にこだわり、卵は地元鳥羽産のものを、小麦粉は三重県産の「あやひかり」を使用。1日1万個も製造されていますが、全てを機械化することなく、添加物にも頼らず、一つ一つ丁寧に作られています。
また、鳥羽が真珠養殖の発祥の地ということもあって、あこや貝の内層光沢部分を粉末にした天然のカルシウムを加えてあるのも、鳥羽らしいポイント。鳥羽土産として、海産物系だけでなく、お菓子も買っていきたいという方にオススメの一品です。
※掲載情報は 2022/03/16 時点のものとなります。
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