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バリエーションが楽しい個性派パウンドケーキ
スイーツというとてつもなく幅広い分野でパウンドケーキを専門とする個性あるショップを見つけました。大田区は大森のカトルカール。プレーン、チョコレート、チーズといった定番品に加え、焦がし醬油やペッパーといった和風テイストやワインのアテにもなりそうな品々がオンリストされています。
卵、バター、砂糖、小麦粉の織りなす西洋焼菓子の基本ともいえるパウンドケーキ。今回のセレクトはレモン、焦がし醤油、そしてペッパーの3種類です。
レモンはほんのりとやさしい香りが特徴で飽きのこない味わい。休日にモーニングコーヒーや紅茶と一緒にいただくとゆったりとした気分になること間違いないかな。
次に焦がし醤油。食欲そそる焦がし香の奥にあるのは甘じょっぱい味わい。口の中でふわっと広がります。思いついたのは緑茶とのマリアージュ。そして清酒や焼酎のアテとしても楽しいかなと。カルトカールの一番の個性派パウンドケーキと言えそうです。
最後にペッパー。ケークサレをソフトにした雰囲気ですが、甘さはあまり感じられず、後味にはしっかりとしたペッパーが残ります。私はこの味わいが好きかな。後味に残るピリッと感がビールにぴったりかもしれません。
カルトカールのパウンドケーキは飲み物と合わせる楽しみがありますね。常温保存が可能で日持ちもしますのでちょっとしたギフトにもぴったり。季節ごとの限定メニューもありますので要チェックです。
※掲載情報は 2021/07/14 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フードビジネスデザイナー
嶋啓祐
全国の農村漁村をくまなく巡り、そこで使うホンモノの素材を探すことをライフワークにしています。ホンモノはいつも隠れています。全国の肥沃な土地で、頑固で不器用な生産者が作る「オーガニックな作品」を見つけて、料理人が少し手を加える。それが「ホンモノの料理」になります。毎月地方に足を運び、民泊に泊まり、地元の方々とのコミュニケーションを作るのが楽しみです。自然豊かな日本全体が食の宝庫です。自然、風土、生産者、素材、そして流通と料理人とその先にいる顧客。食に関わるすべての方が幸せになるような「デザイン」を仕事にしています。1963年に北海道は砂川(日本一になった美味しいお米ゆめぴりかの産地)で生まれ、18歳上京。大好物はイクラ、クレソン、納豆、ハーブ、苦手なのは天津丼などあんかけ系、豚足、焼酎。趣味は全国の神社巡りとご朱印集め。2018年より自宅料理コミュニティ「ビストロ嶋旅館」を主宰。