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常備しておきたい! 千葉県浦安市の絶品おかき
お取り寄せグルメを研究していると、どうしても日々のおやつは甘いものが多くなってしまいがちです。紅茶やコーヒーに合わせてスイーツをいただくのは、毎日の楽しみの一つではあるのですが……しょっぱいおやつも食べたい! と思うこともしばしば。
今回は、そんなときのために家に常備しておきたい、千葉県浦安市「美津屋商店」のおかきをご紹介します。
千葉県と東京都の境にある浦安市は、ディズニーランドがある街としてよく知られています。もとは漁師町だったので、いまでも魚屋さんが多かったり、焼きあさりや焼き蛤のお店があったり……下町の様子もあちこちに見られます。
そんな浦安市で100年ほど続く「美津屋商店」さんは、おかきの専門店。浦安市内ではおなじみのおやつとして、多くの市民に愛されています。
▲四代目店主の大塚正昭さん。ちゃきちゃきとした“浦安弁”で、おかきについて教えてくださいました
そもそも「おかき」と「おせんべい」の違いってなんだっけ……? と思い、店主の大塚さんに聞いてみたら、おかきとおせんべいの違いは、原材料。もち米で作るのがおかきで、わたしたちがご飯として食べているうるち米で作るのがおせんべいなんだそうです。
「美津屋商店」は、もともと煎餅屋として創業したそうで、当時のおせんべいのラベルも見せていただきました。その後、おかきとおせんべいを並行して作っていた時期があったそうですが、味は醬油味ひとすじ。創業当時から変わらぬ美味しさを作り続けており、今では浦安市の優良名産品としても認定されています。
▲おせんべいのラベルと、昔の看板。今見てもかっこいいですね!
「美津屋商店」がおかきの材料に使っているのは千葉県産のもち米。「ヒメノモチ」という品種をメインに使用しているそうです。そして、味付けは醤油と砂糖だけ。醬油も千葉県産のものを使用しており、大塚さんの地産地消への思いがうかがえます。
10日間かけてじっくりと
おかきづくりは、もち米を一晩水につけてふやかすところから始まります。翌日おもちをついて、整形してから冷蔵庫で3日間寝かせます。
固まったおもちを切り分け、乾燥させるのですが……小部屋のような乾燥機の中に生地を並べ、3日に分けて乾燥させていきます。季節や天候によって乾燥の度合いが異なるので、様子を見ながら少しずつ水分を抜いていきます。この乾燥の工程がおかきづくりの大きなポイントなんだそうです。
そして、朝からお昼にかけて、乾燥させた生地を焼いていきます。
焼きあがったら秘伝の醤油たれをつけて、さらに乾燥させてから袋詰め。
おかきの完成まで、なんと10日間ほどかかるそう。手間を惜しまずに作られていることがわかり、おかきがさらに美味しく感じられます。
そのまま食べるのはもちろん、おどろきのアレンジも……!?
美津屋商店のおかきは、ザクっと硬めながらも、中身は口の中でほろほろとほどけ、後味はあっさり。口に甘さが残らず、ひとつ、ふたつ、みっつ……と手が止まらない、飽きの来ない味わいです。
そのままでも美味しいこのおかき、じつは電子レンジで30秒ほどチンして温めると、焼きたてに近い食感に! ほろほろとした食感がより強まり、ホカホカのおかきとお茶の組み合わせはまさに絶品です。
ここにさらにアレンジ! マヨネーズに七味をかけて、おかきにディップして食べてみてください。マヨネーズのコクと七味の辛さがおかきにプラスされて、やみつきになること間違いなしです! ビールやハイボールと合わせるのがおすすめです。
(※電子レンジは600Wを使用しました。温める量やお使いの電子レンジに合わせて調整してください)
このほかにも、クリームチーズやサワークリームを合わせたり、アイスクリームにトッピングしたりといったアレンジも意外なほどよく合います。味付けがシンプルなので、お好みの“チョイ足し”を楽しんでみてくださいね。
全国発送も可能! Instagramも要チェック
そんな「美津屋商店」は、工場にお店が併設されておらず、代わりに浦安市のさまざまなお店で購入可能。店先の「美津屋のおかき」というタペストリーが目印です。
▲浦安市内のさまざまなお店で目にする「美津屋のおかき」のタペストリー。店舗によってはオリジナルのPOPを掲示しているところも!
工場でも事前に連絡すれば小売りも可能で、事前振り込みのみではありますが電話注文もできますので、気になる方はお問合せを! また、最近Instagramも開設し、日々の工場の様子やイベント情報も発信していくとのこと。気になる方はInstagramで「美津屋 おかき」と検索してみてくださいね。
進物用の箱も用意しているそうなので、甘いものが苦手な方への贈り物にもおすすめです。毎日食べたくなる美味しさの「美津屋商店」のおかき、浦安で見つけたらぜひゲットしてみてください!
美津屋商店 047-351-2081
※掲載情報は 2021/06/23 時点のものとなります。
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キュレーター情報
管理栄養士
松田智華
東京育ちの30代。
とくに「調味料」が得意分野で、これまでに試食してきた調味料の数はなんと2000種以上にも。
管理栄養士の資格を活かし、安心安全な食を提供するために各方面で活動中。
共著での書籍の出版、雑誌への寄稿やテレビ出演など、メディアにも多数登場しています。
好きな食べものはパイナップル、カレー、グラタン。
各地をお散歩中に見つけたおいしいものや、魅惑のお取り寄せグルメやギフトをはじめ、キッチンに立つのが楽しくなるアイテムについても発信していきます。