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冷えても美味しいところにもホンモノとしての品格が感じられます。
築地の市場自体は豊洲に移転したものの、場外の市場や飲食店は、変わらずであることを知らない方も多いのでは?
外国人観光客は減ったものの、これまでどおりの市場機能はしっかり動いており、いつもの仕入や買い物される方はちゃーんといるんですね。さすが築地。
私も月に2回はいつも買いに行くお店でする立ち話がとても楽しくて、やっぱり築地は日本のマルシェだなあと思うのです。
そんな築地で毎度よらせていただくのがシュウマイの菅商店。テレビなどメディアでも随分と取り上げられてはいますが、できたてのシュウマイの香りが漂う店頭はいつ行っても食欲をそそられます。鳥取大山鶏シュウマイはさっぱりとした味わいながら旨みがぎゅっと凝縮されており食べ飽きない味が特徴です。
私がおススメしたいのは鹿児島産アベル黒豚の肩ロースを使用して仕上げる黒豚シュウマイ。口の中でボリューム感ある濃厚な旨みが特徴です。カラシと醤油でも美味しいのですが、塩とオリーブオイルでいただくのも楽しいですよ。
紙箱ごとレンジで温められるのでとても便利です。自宅のおかず、ホムパへの手土産としても喜ばれると思います。
そうそう、冷えても美味しいところにもホンモノとしての品格が感じられます。
築地場外のお店はお昼くらいには売り切れていることも多いので、午前中に行かれることをお勧めします!
※掲載情報は 2020/04/03 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フードビジネスデザイナー
嶋啓祐
全国の農村漁村をくまなく巡り、そこで使うホンモノの素材を探すことをライフワークにしています。ホンモノはいつも隠れています。全国の肥沃な土地で、頑固で不器用な生産者が作る「オーガニックな作品」を見つけて、料理人が少し手を加える。それが「ホンモノの料理」になります。毎月地方に足を運び、民泊に泊まり、地元の方々とのコミュニケーションを作るのが楽しみです。自然豊かな日本全体が食の宝庫です。自然、風土、生産者、素材、そして流通と料理人とその先にいる顧客。食に関わるすべての方が幸せになるような「デザイン」を仕事にしています。1963年に北海道は砂川(日本一になった美味しいお米ゆめぴりかの産地)で生まれ、18歳上京。大好物はイクラ、クレソン、納豆、ハーブ、苦手なのは天津丼などあんかけ系、豚足、焼酎。趣味は全国の神社巡りとご朱印集め。2018年より自宅料理コミュニティ「ビストロ嶋旅館」を主宰。