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限りなく緑色のオキオリーブオイルに出会った時の衝撃
限りなく緑色の「オキオリーブオイル」に出会った時の衝撃を忘れることはできません。
卵かけご飯の黄身に軽く醤油をかけてそこにオキオリーブオイルを僅かに振りかけるだけで、これまで感じたことのない新しい味わいに、舌は踊り味覚は飛び跳ねるほどなんです。
高松空港からほど近い丘陵地に、オーナーの澳さんは1500本ものオリーブの樹を植え育てています。すべて自社農園での生産者は非常に少なく、収穫後4時間以内での搾油はオキオリーブだけといわれています。
ミッション種のオリーブを、すべて手摘みで熟す前の緑の実だけを選果し、すぐに搾油。熟してからの方が、たくさん油が取れることから考えると、とても非効率に見えます。
「出回っているエクストラバージンオイルの99.9%は摘んだあと定温倉庫で保管され、一定量になってから搾汁を始めるんです。その間に実はどんどん酸化していくんですね。私のオイルは手摘みと選果のあと、4時間以内に絞り、どんなオリーブオイルでも出せない緑色のフレッシュな真のエクストラバージンオリーブオイルに仕上げているんです」
世界最高とも断言するそのオイルは値段も一級品。しかし、その味わいに惚れ込んだ有名店のシェフ達からは引きも切らず注文が入ります。
先日、澳さんと新橋の居酒屋のカウンターで飲んでいたときのことです。マスターにそのオイルをたまたま試食いただいたら、「刺身や醤油との相性がいいですね」とすぐに注文が。香りや味わいが強いためにわずかな量で充分な旨みを感じることができます。
一般販売もしています。今年からはプッシュタイプの小さなボトルもラインナップに加わりました。普段の食卓がこのオイルで一気にグランメゾン級になること間違いなしかもしれません。グルメな方へのギフトにもぴったりです。
※掲載情報は 2020/01/11 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フードビジネスデザイナー
嶋啓祐
全国の農村漁村をくまなく巡り、そこで使うホンモノの素材を探すことをライフワークにしています。ホンモノはいつも隠れています。全国の肥沃な土地で、頑固で不器用な生産者が作る「オーガニックな作品」を見つけて、料理人が少し手を加える。それが「ホンモノの料理」になります。毎月地方に足を運び、民泊に泊まり、地元の方々とのコミュニケーションを作るのが楽しみです。自然豊かな日本全体が食の宝庫です。自然、風土、生産者、素材、そして流通と料理人とその先にいる顧客。食に関わるすべての方が幸せになるような「デザイン」を仕事にしています。1963年に北海道は砂川(日本一になった美味しいお米ゆめぴりかの産地)で生まれ、18歳上京。大好物はイクラ、クレソン、納豆、ハーブ、苦手なのは天津丼などあんかけ系、豚足、焼酎。趣味は全国の神社巡りとご朱印集め。2018年より自宅料理コミュニティ「ビストロ嶋旅館」を主宰。