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ほんのりとスモークされたホロホロ鳥の風味は食欲をそそる逸品
グルメなみなさん、ホロホロ鳥ってご存知ですか?フレンチレストランで「パンタード」という名称で見かけたこともあるひともいらっしゃるのではないでしょうか。
北アフリカ原産のキジ科の鳥で、滋味深いキジと鶏肉の美味しいところのいいとこ取りしているお肉と言った方がわかりやすいかもしれません。フランスでは超メジャーな食材ですが日本ではまだまだそれほど知られていないのが現実です。
そんなホロホロ鳥ですが、日本でも30年も前から生産している方がいます。
この夏に出掛けた岩手県花巻市にある石黒農場。花巻温泉の奥深くの山林地帯にひっそりと、まるでポツンと一軒家のような佇まいは自然との一体になっているかのよう。のどかな環境でホロホロ鳥は育っているのです。
餌になるお米も自社農場で生産しているほど。神経質で寒さに弱いホロホロ鳥は日本では生産が非常に難しいのですが、花巻温泉を鶏舎に引き込み、冬でも温かくまさに温泉気分?!
ホロホロ鳥はさっぱりとした脂肪は低コレステロールでコラーゲンがたくさん含まれていると言われています。鶏肉より脂肪分が少なく、良質なタンパク質が多く、現代人に不足しがちな鉄分は牛肉と同程度で魚の3倍以上あり、ビタミン類も豊富なまさにヘルシーそのもの。
今回ご紹介する詰め合わせセットは各部位を燻製にしたセット。ほんのりとスモークされたホロホロ鳥の風味は食欲をそそります。常温でもレンジで温めても美味しくいただけます。特にワイン、清酒との相性が抜群。ホロホロ鳥とのマリアージュに新しい美味しさを発見できることでしょう。
※掲載情報は 2019/10/25 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フードビジネスデザイナー
嶋啓祐
全国の農村漁村をくまなく巡り、そこで使うホンモノの素材を探すことをライフワークにしています。ホンモノはいつも隠れています。全国の肥沃な土地で、頑固で不器用な生産者が作る「オーガニックな作品」を見つけて、料理人が少し手を加える。それが「ホンモノの料理」になります。毎月地方に足を運び、民泊に泊まり、地元の方々とのコミュニケーションを作るのが楽しみです。自然豊かな日本全体が食の宝庫です。自然、風土、生産者、素材、そして流通と料理人とその先にいる顧客。食に関わるすべての方が幸せになるような「デザイン」を仕事にしています。1963年に北海道は砂川(日本一になった美味しいお米ゆめぴりかの産地)で生まれ、18歳上京。大好物はイクラ、クレソン、納豆、ハーブ、苦手なのは天津丼などあんかけ系、豚足、焼酎。趣味は全国の神社巡りとご朱印集め。2018年より自宅料理コミュニティ「ビストロ嶋旅館」を主宰。