いしる
能登いしり・いしる生産者協議会 事務局(能登町商工会内)
こちらも以前紹介した大野醤油のように、石川県の方々にはおなじみの調味料ではないでしょうか。試食会では、「とり貝御飯」や一緒に出された加賀蓮根のお吸い物(いしる仕立て)でも使用されていたのが、「いしる」です。
「いしる」は、石川県の奥能登で作られる、魚介類に食塩を加えて漬けこみ、1年以上かけて発酵ならびに熟成させた魚醤です。2017年には「能登いしり・いしる生産者協議会」も設立されたそうで、石川県を代表する食品の一つでもあります。
料理に使用すると魚介の風味と旨味もしっかり感じることができ、野菜や魚を煮る際や、漬物などにも使用されているそうです。
当日も「いしる」を使用した料理からは、魚介の香りや旨味も感じることができ、醤油などとは異なった調味料の魅力を再確認することができました。
製品ごとに独自の製造に関する秘密もあると思いますので、機会があったら「いしる」の味比べなどして魅力の再確認を行ってみたいですね。
能登町商工会
郵便番号:927-0432
住所:石川県鳳珠郡能登町字宇出津ヲ字1番地12
能登いしり・いしる生産者協議会 事務局(能登町商工会内)
※掲載情報は 2019/07/29 時点のものとなります。
レストラン モナリザ オーナーシェフ
河野透
1957年、宮崎県出身。調理師専門学校を卒業後、「精養軒」などで経験を積み25歳で渡仏し約8年間に渡ってキャリアを重ねる。帰国後は恵比寿「タイユヴァン・ロビュション」の総料理長を3年間に渡って勤め、1997年には恵比寿に「レストラン モナリザ」をオープン。オーナーシェフとして腕を振るう一方、書籍や講演会など幅広い活動を行っている。また、出身である宮崎県の食材も積極的に使用し、食材普及の活動にも積極的に取り組んでいる。