しっとり&ザックザクが楽しめる茨城『煎餅屋仙七』の「ぬれやき煎久助」

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数あるぬれ煎餅の中でも「煎餅屋仙七」がイチオシ

しっとり&ザックザクが楽しめる茨城『煎餅屋仙七』の「ぬれやき煎久助」

古くからお茶うけとして人気の煎餅ですが、形状も厚みも様々。味付けも醤油だけでなく、塩だったり、サラダ煎餅のように軽く仕上げた感じだったりと千差万別です。ポリポリ、サクっとした食感も楽しく、家に常備できるので重宝します。そんな煎餅ですが、僕が今、ハマっているタイプが“ぬれ煎餅”。元祖は千葉県銚子市の『柏屋』で、1960年ごろ考案されたそう。他にも有名なのは銚子電鉄が販売しているタイプとか、銚子市や茨城県、埼玉県なども製造されるようになりました。中でも僕が好きなのが『煎餅屋仙七』が販売している「ぬれやき煎 久助」(製造は関連会社の、まるせん米菓)。茨城県桜川市の企業で、埼玉県川島村で「まるせん」を創業した町田仙七氏から見て三代目。12年に及ぶ修業の後、煎餅専門店として茨城で平成17年に創業しました。

食感&丸みのある甘さ、そして常備できる点もGOOD

しっとり&ザックザクが楽しめる茨城『煎餅屋仙七』の「ぬれやき煎久助」

煎餅に特化しているので、様々な種類があるのですが、メインはぬれ煎餅。中でもこの「ぬれやき煎 久助」はNEXCO東日本のSA・PAの直営店舗の運営を担当する株式会社ネクスコ東日本リテイルのブランドYASMOCCAとの共同開発商品。ぬれ煎餅って、煎餅の生地を焼いた直後の熱いうちに醤油に漬けることで、しっとりとした歯ざわりと濃厚な醤油味の煎餅となるわけですが、それも旨いんですけど、この久助はしっとり&もちもちとしているばかりでなく、なかなかのザックザクとした食感が楽しめるんですね。それが高ポイント。肝心の醤油味も丸大豆醤油に三温糖なども使用して、塩辛いタイプではなく、適度な醤油感の中に丸みを帯びた甘さがしっかりと加わっています。1枚食べたら、もう1枚食べたくなっちゃう後引く味わい。もちろん賞味期限も製造日より120日と長いので、常備するにも最適です!

※掲載情報は 2019/06/30 時点のものとなります。

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キュレーター情報

はんつ遠藤

フードジャーナリスト

はんつ遠藤

東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は8000軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「JAL(Web)」などに連載中。また近年は料理研究家としてTVラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』(幹書房)、『おうちラーメンかんたんレシピ30』『おうち丼ぶりかんたんレシピ30』『全国ご当地やきとり紀行』など25冊。

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