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カレーにこだわる「Hono」の特製レトルトカレー
仕事で各地をうろうろしていると、お土産で必ずと言ってよいほど遭遇するのがカレーです。ご当地モノはもちろん、各店舗ベースのタイプも多く、本当にびっくりします。全国にはラーメン店が約5万軒、カレー店が約2万軒もあるそうですが、単なる私見ですが、レトルトカレーの種類はお土産ラーメンよりも多い気がします。実際、レトルトカレーって約3000種類あるとか? そんなレトルトカレーを各地で拝見していて、また気になる一品がありました。それが福岡・唐人町商店街『カレー&ハンバーグHono』の「博多黒豆カレー」です。『Hono』はハンバーグカレーやチーズ焼きカレーなどが人気のレストラン。店内は木のぬくもりが活き、ソフトバンクホークスのユニフォームが飾られた明るい雰囲気が魅力です。
無添加で、まさにスローフード的な雰囲気にぴったり
そのマスターが「もっとたくさんの人に味わって欲しい」と開発したのが「博多黒豆カレー」。もともと身体に優しいオリジナルカレーというのがコンセプトなので、こちらも健康を意識した仕上がりになっています。化学調味料・保存料・着色料は一切不添加。そのためか、レトルトを開けた瞬間に「あれっ?」っと思うかも。黒豆カレーって聞いただけだと黒いルウを想像するかもですが、むしろ淡い茶色系。使用しているのは地元の福岡県産黒豆「筑前クロダマル」。この香ばしさと存在感のある豆の食感が楽しいです。味は、塩分も辛味も程よくて、優しいスパイス感が伝わってきます。そうですね、スローフードという言葉がしっくり来ます。休日の午後に、ゆったりとした時やストレートティーなどと一緒に、いただきながらくつろぐ。そんな日に最適。
※掲載情報は 2019/06/16 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フードジャーナリスト
はんつ遠藤
東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は8000軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「JAL(Web)」などに連載中。また近年は料理研究家としてTVラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』(幹書房)、『おうちラーメンかんたんレシピ30』『おうち丼ぶりかんたんレシピ30』『全国ご当地やきとり紀行』など25冊。