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見ごたえ十分!繰り広げられる真剣勝負にドキドキ!
2019年1月28日より、3日間の日程で開催された「マドリード・フュージョン2019」。前回の記事(https://ippin.gnavi.co.jp/article-16503/)でお伝えした大ホールでのスターシェフ達によるスピーチイベントの他にも、多くの人の注目を集めるイベントがあります。
それが会場の多目的ステージで行なわれるデモンストレーションやコンテストの数々。
なかでも、コンテストはステージ裏の特設キッチンで作られた出来立ての料理をステージの審査員に届けるという、失敗の許されない厳しい戦いです。ステージ上では、食の専門家による試食審査が行なわれ、最高の評価を得た参加者が表彰されます。
スペイン国民食“ボガディージョ(サンドイッチ)”の進化系?!
この日は、スペイン市民に親しまれている「ボガディージョ」(スペインのバゲッドに生ハムなどの具を挟んだもの)としてもお馴染みの“サンドイッチ”のコンテストが行われていました。
ルールはシンプル。指定された数種類の中からパンを選び、サンドイッチを完成させること。具材は特に制限はされていないので、各シェフのアイディアが試されます。
「これが、サンドイッチ?」というような、とても手の込んだ作品が次々と並びました。具材選びから調理、そして美しくおしゃれな盛り付けまで、そのバリエーションの豊かさには驚かされます。
スモークしたサーモンを使ったなんとも贅沢なサンドイッチ。美しく描かれたソースで、サンドイッチも優雅な一皿になりました。
審査員は、味わいはもちろん視覚的な効果や食べる人が楽しめるプレゼンテーションまでとても真剣な表情で試食しながら、審査を続けていきます。
さすが『美食の国・スペイン』と納得の「発想力の豊かさ」や「素材を生かす技術」。とてもシンプルなメニューのはずの“サンドイッチ”がここまで魅力的な料理に変身です。
期間中に行なわれるコンテストは、このほかにもスイーツ部門や、指定された食材を使った創作料理の部門など、さまざまな競技が行なわれました。若手のシェフ達にとっては、まさに自分の力量を試す絶好のチャンスとなるようです。
スペインでは、国民食としてどこでも手軽に食べることができるサンドイッチの「ボガディージョ」。パンと具材というシンプルな料理でも、どこまでも美味しさを追求する“食”への探究心は、「美味しい」ことに貪欲で、「美味しいもの」のためならエネルギッシュに行動力を発揮するスペインならではの国民性なのかも知れません。
皆さんもスペインを訪れた際には、ぜひスペインの大人気のファーストフード「ボガディージョ」を食べ比べてみてはいかがでしょうか?
※掲載情報は 2019/05/28 時点のものとなります。
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