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パイナップルを食べて育つ希少なアグー豚“南ぬ豚”
今回紹介するのは、『やえやまファーム』さんの「南ぬ豚しゃぶしゃぶ用食べ比べセット」です。
過去に“ippin”でも紹介させていただいた「南ぬ豚網脂ハンバーグ」と同じアグー豚を使用した一品です。
< https://ippin.gnavi.co.jp/article-16328/>
ちなみに前回と繰り返しになりますが「南ぬ豚」とは、石垣島のパイナップルを混ぜ合わせたオリジナル発酵飼料を与えられて飼育されているアグー豚のことで、年間出荷頭数は300頭と非常に希少性の高いブランド豚なのです。
読み方は「ぱいぬぶた」。
八重山諸島の方言では“南(みなみ)”を“ぱい”と読み、“ぬ”は助詞の“の”が変化したもの。つまり「南ぬ豚」とは「南(みなみ)の豚」という意味なのです。餌の「パイナップル」ともかかっているユニークなブランド名となっています。
それでは商品の方を確認してみましょう。
オープン!
化粧箱を開けると中にはロース・肩ロース・バラの3種の「南ぬ豚しゃぶしゃぶ」がお目見え。3つの部位を同時に食べくらべできるだなんてお得なセットですよね。
ちなみに一般的なしゃぶしゃぶ用のお肉の厚さは1mm以下のものが多いのですが、こちらはダイレクトに南ぬ豚の旨味を味わってほしいという想いから、あえて1.5倍の1.5mmスライスとなっています。まさに臭みが少なく、やわらかくてジューシーな南ぬ豚の肉質だからこそ実現できるこだわりですね。
それでは早速いただいてみましょう。
口の中に入れた瞬間に広がる赤身の旨味と脂肪の甘味!
まずは、「ロース」から。
しゃぶしゃぶ~と適度に火入れをして口の中に運んでみると、キメ細かくやわらかな肉質の赤身部分からはしっかりとした旨味、脂身部分からはとろけるような甘味が楽しめます。
続いては、「肩ロース」。
適度な肉感ある肉質で、噛めば噛むほどにコク感じる力強い旨味が口の中いっぱいに広がります。
最後に「バラ」。
脂身からあふれ出す濃厚な甘味が感じられるのですが、しつこさはなくむしろあっさりとした味わいとなっています。
いずれの部位も脂が多めに見えますが口の中に入れると同時に感じる上質な旨味ととろけるような甘味は圧巻!食べれば食べるほどに脂身の多い部位をもとめ、気が付けば箸が止まらない状態に。
ちなみに、今回はポン酢でいただいてみましたが、南ぬ豚そのものを感じるために塩でいただくのもオススメですよ。
まさに脂を楽しむ豚肉と言っても過言ではない「南ぬ豚のしゃぶしゃぶ」、ぜひ一度口にしてみてはいかがでしょうか。
※掲載情報は 2019/05/28 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ハンバーグ王子/肉食系グルメライター
kazukazu(松島和之)
「1日1バーグ」をモットーに年間400バーグ以上を食す日本ミンチ協会「ハンバーグ王子」。
であると同時に様々な肉グルメを追い求めて全国を駆け巡る「グルメアーティスト」としても活動。
肉グルメと白米とのマッチング「白米マリアージュ」をこよなく愛することでも知られており、その様子をつづったグルメブログ「ハンバーグブロガーkazukazuの鉄の胃袋」を運営する。
他にも、「マツコの知らない世界」や「王様のブランチ」、「お願い!ランキング」、「いきなり!黄金伝説」などテレビ・ラジオ・新聞・雑誌・Webコンテンツなど多くのメディア出演やレストランハンバーグを監修するなど多方面で活躍する。
著書に『ハンバーグ大辞典』、『デカ盛り完全攻略ガイド』などがある。