伝統に裏打ちされた新しい陶磁器ブランド「HASAMI」

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アメリカンダイナーを連想する実用的なデザイン

伝統に裏打ちされた新しい陶磁器ブランド「HASAMI」

50~60年代アメリカのひなびたダイナーで使われていた大衆食器の様な、機能的でシンプルなデザイン。こんな器にはシャキシャキのレタスとみずみずしいトマト、もちもちのモッツァレラチーズ、燻製の薫り漂うパストラミをたっぷりはさんだサンドイッチを大胆に盛りつけて、カップにクラムチャウダーを入れるのがぴったりですね。やっぱり古き良き時代のアメリカンアンティークは味があっておしゃれ。 そう勘違いしてしまう人もいるかもしれませんが、実はこちらの器は日本の伝統的な焼き物の街で作られたものなんです。今回は古くて新しい焼き物のブランドをご紹介します。

伝統的な焼き物の町、波佐見で生まれた、古くて新しいブランド

伝統に裏打ちされた新しい陶磁器ブランド「HASAMI」

今回は長崎の波佐見(はさみ)という400年もの歴史がある伝統的な焼き物の町で生まれたブランド『HASAMI』のご紹介です。ブランドの可愛らしいロゴマークは焼き物を作る時に使用する「釉薬(ゆうやく)かけハサミ」がモチーフとなっています。作り手の遊び心が感じられますね。波佐見という町は佐賀の有田に隣接しているということもあり、有田焼の絵付け前の磁器の生産地となっており、全国的な知名度は高くありませんでした。そんな中、白地に絵付けが施された伝統的な磁器のデザインにとらわれることのない、モダンで実用的でシンプルなデザインと豊富なカラーバリエーションが特徴的な『HASAMI』は多くのセレクトショップにも取り扱われることで、全国的な知名度を向上させました。

収集欲をそそる豊富なカラーバリエーション

伝統に裏打ちされた新しい陶磁器ブランド「HASAMI」

ブロックマグは重ねて収納に場所をとらないデザイン。豊富なカラーバリエーションはコレクターの収集欲をそそります。手に取ってよく見ると釉薬に濃淡があり、それがまたいい味となって、非常に面白みがあり、どこか懐かしい温かみを感じさせます。 日本の伝統の技術とモダンなデザインをあわせ持つ、古くて新しいブランド『HASAMI』で普段の食卓をおしゃれに演出してみてはいかがでしょうか。

※掲載情報は 2015/02/20 時点のものとなります。

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キュレーター情報

梅津貴宏

ダイニングプランナー

梅津貴宏

1981年長崎県生まれ。一橋大学商学部を卒業後、IT系企業でコンサルタントとして勤務するも、30歳を目前として幼少のころの料理人になる夢を忘れられずに料理研究家を志す。祐成陽子クッキングアートセミナーを卒業し、フードコーディネーターの資格を取得して独立。
企業向けのレシピ開発から料理写真撮影のフードスタイリング、グルメ記事の執筆、食品メーカーのPRイベントの企画・運営など幅広く活動。
料理が苦手な人でも簡単に作れるおしゃれな料理のレシピ開発やおしゃれな食器選びなど、普段の食卓が華やかで楽しくワンランクアップするための提案を行うダイニングプランナーとして活動している。

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