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たまたま立ち寄った空港で出合った極旨ゴーダチーズ
先日のイタリア出張で、トランジットで寄った空港でたまたま出合ったのが、今回ご紹介する『REYPENAER』社のゴーダチーズです。
もともとハードタイプのしっかりした味わいのチーズが好きなので、イタリアならパルミジャーノレッジャーノ、フランスならコンテと、チーズを選ぶときはどちらかというとコンサバなのですが、今回たまたま目にしたゴーダチーズに惹かれて試食をしたところ、これがとてつもなく旨みがあり、とても美味しくて驚きました。
これまで、オランダのゴーダチーズは味わいがソフトでどちらかというと印象が薄かったのですが、『REYPENAER』社のゴーダチーズに出合い、考えが変わりました。
『REYPENAER』社のゴーダチーズですが、1年熟成のものと2年熟成のものがあり、食べ比べてみました。1年熟成のものは、今まで食べていたゴーダチーズよりも輪郭がしっかりとした旨みが感じられ、とても美味しい。さらにその上をいくのが、2年熟成の「REYPENAER VSOP」。熟成の旨み、そして深みのある風味が加わり、口の中にふわっと広がるナッツのような香りがなんともクセになる美味しさ。凝縮され、塩味もしっかりと効いていて、ワインにも日本酒にも合うと思いました。
ゴーダチーズの産地オランダのなかでも『Reypenear』は非常に歴史あるブランド。伝統的な作り方を守り、小規模な工房でゴーダチーズを作り続けています。熟成に欠かせないチーズの熟成倉庫はなんと1世紀以上も前に建てられ、石造りの壁です。そんな歴史ある建物の中でゆっくりと時間をかけて熟成されるので、味わいに深みが加わります。
私のゴーダチーズのイメージがガラッと変わった『Reypenear』の美味しいチーズ。お酒のおつまみとしてだけではなく、朝食やランチにパンと合わせても美味しいので老若男女皆さんに楽しんでいただけるチーズだと思います。ぜひ皆さんにもオランダの歴史を感じるチーズの味わいを楽しんでいただければと思います。
※掲載情報は 2019/03/22 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ファッション評論家
黒部和夫
最大手アパレルでメンズ商品開発室長、プレス責任者を歴任。
日本流行色協会、日本アパレル・ファッション産業協会、日本メンズファッション協会、繊維ファッション産学協議会、ファッション業界4団体の委員を歴任。
服飾に関する豊富な知識と幅広い交友関係を持ち、外見力向上、ファッション教育のスペシャリスト。
プルミエールヴィジョン 「明日のメンズファッションを語る世界の4人」に選出、パリにて世界のファッションジャーナリスト300人に講演。
NY在住の妹、パリ在住の従妹、各国の友人など国際ネットワークによる情報の速さにも定評がある。
欧米のファッション業界関係者から名付けられたニックネーム「カルロ」は国内外のファッション、PR、雑誌業界関係者に広く知られ、社名の由来となった。
(財)日本流行色協会メンズカラー選定委員。(財)ファッション産業人材育成機構 IFIビジネススクール特別講師。青山学院大学など各総合大学で講演多数。学校法人杉野学園ドレスメーカー学院特別講師卒業制作審査委員会委員長。
日経電子版「メンズファッション」にて連載中⇒http://style.nikkei.com/fashion/