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全てはここから始まった!
皆さんはテキーラ村をご存知でしょうか。メキシコの第二の都市グアダラハラから車で約2時間。荒野の中に突如現れる火山の麓にその街はあります。この街では、世界中に輸出される名だたるテキーラの蒸留所が数々存在し、現在では国内はもとより南米諸国や北米から観光客が訪れるテキーラ愛好家の聖地となっています。今回は、テキーラ村に行ったら必ず訪れるべき観光スポットをご紹介します。
テキーラ村広場
テキーラ村の中心地の広場では、さまざまな催しものが行われています。先住民から伝わる祭りの一種「ボラドーレス」。もともとは、神に捧げる儀式でしたが、テキーラ村では観光のショーのひとつとして親しまれています。ロープ1本で空中を舞うその姿は圧巻です。
村のあちこちで見かけるテキーラ屋台。お店によって取り扱うテキーラが違うので、見て周るだけでも楽しいです。テキーラベースのカクテルを陶器のコップに入れて村を散策してみましょう。
街中を走っているバスもテキーラの樽の形をしています!それではツアーに出発しましょう。
アガベ畑・蒸留所見学ツアー
テキーラ村では、数多くのテキーラ蒸留所が存在します。その中には、テキーラの原料となるアガベを育てる畑での収穫体験や、製造工程の見学とテイスティングを行う蒸留所もあります。ツアーに参加して深くテキーラを理解することで、よりおいしくテキーラを楽しむ事ができるはず!
アガベ畑では、ヒマドール(テキーラの原料を収穫する人)が実際に収穫するところを見ることができるだけでなく、収穫を体験することができます。
収穫されたアガベがどうやってテキーラになっていくのかを知る事ができることが蒸留所ツアーの醍醐味です。各蒸留所によって製法や熟成に使用する樽が違ったりするので、ブランドごとで味が変わってきます。
テキーラを作る一連の流れを理解した後は、テイスティングルームで蒸留所の人を講師に迎えテイスティング。五感を使って、よりテキーラを楽しむ方法を教えてくれます。日本ではまだ飲めないテキーラを飲むチャンスもあります。
世界最古の蒸留所ラ・ロヘーニャ
巨大なカラス像が目印のクエルボブランドを造るラ・ロヘーニャ蒸留所。1812年に操業を開始、200年以上経った現在でも稼動する蒸留所として知られています。蒸留所ツアーに参加も可能ですが、クエルボの今までの歴史が分かる簡易的なミュージアムやショップは無料で入ることが可能です。ここでしか手に入らないお土産をゲットしましょう。
中庭では、カクテルを楽しむ事ができます!
サンティアゴ・アポストル教会
テキーラ村の中心地にあるサンティアゴ・アポストル教会は、にぎやかな広場とは一点、非常に厳かな雰囲気です。広い天井、装飾の数々はその歴史を感じさます。日本ではなかなか体験できない空間です。
数百種類以上のテキーラを味わえるバー
プロが10年間かけて選び抜いたよりすぐりのテキーラを味わえる「LA CATA」。
バーテンダーがひとつひとつ丁寧に産地や製法、味の違いなどを説明してくれます。テキーラだけではなく、メスカルやソトルといったメキシコを代表するお酒を楽しむことができ、カクテルも充実しています。
宿泊するならここ!6つ星ホテル「Hotel Solar de las Animas」
2015年にオープンしたクエルボ社が運営するホテル「Hotel Solar de las Animas」。17~18世紀の建築をモデルに作られた客室やレストランではモダンメキシカンからベジタリアンまで幅広い料理が用意されています。
宿泊者限定で利用ができるルーフトップバーでは、プールに入りながらテキーラ村を一望することができます。
テキーラ村では、温暖な気候とカラフルな街並み、そして気さくで明るい人たちが皆さんを待っています。テキーラ好きのみならず、誰もが楽しめる観光地。人生で一度は訪れるべき場所です。
ツアーに関するお問い合わせ:JUAST/テキーラフェスタ運営事務局 info@juast.jp
※掲載情報は 2019/03/10 時点のものとなります。
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キュレーター情報
メキシコ合衆国大使館
北・中央アメリカに位置するメキシコは、西は太平洋、東はメキシコ湾とカリブ海に面していて、国土の3分の1は平均高度約1700mのメキシコ高原が占めています。古代にはマヤやアステカ文明で栄え、16世紀にはスペインによって支配されます。1810年まで続いた300年ものスペインによる長い統治にもかかわらず、7000年という歴史を持つメキシコ料理はその影響を最小限にとどめ、トウモロコシ、マメ、唐辛子をベース にした伝統料理をベースにした独自の食文化を守り続けてきました。その結果、2010年にメキシコ料理はユネスコ世 界無形文化遺産として登録されました。日本人に馴染みの深い「タコス」以外にも、さまざまな絶品料理がありますので本場メキシコ料理の魅力を発信していきます。