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美味しくて身体にも嬉しい!種類も豊富な「オーガニック・チョコレート」
2月、3月はバレンタインデーとホワイトデーがあるため、いつも以上にお客様におこしいただいております。お菓子も種類を増やし、用途に合わせて選んでいただけるようにしていますが、限定商品を特別にご用意をしたりもしています。
今回は、新しく取り入れてとても気に入っている、チョコレートを紹介いたします。
以前からですが、オーガニックの食材が気になり、食事でも取り入れています。お菓子の材料にもオーガニックのものは多くありますが、なかなか気に入った材料がありませんでした。そんな時に業者の方に紹介していただき、気に入ったのが、この『KAOKA』(カオカ)のオーガニック・チョコレートでした。今まで食べてきたオーガニック・チョコレートよりも、力強い味と香りがして、普段使用しているチョコレートと比べても遜色はありませんでした。
『カオカ』は、1993年に設立されたオーガニック・チョコレートの会社で、ECOCERT(国際有機認定機関)の認定はもとより、2004年には有機JASの認定も受けているそうです。
お菓子で使用をしていたのが、「TCILOLI 66%」(チロリ)と「ARROYO 72%」(アロユナ)です。
「チロリ 66%」は香りと甘みのバランスがとてもよく、シンプルなムースやコーティング用など、そのまま味わいを楽しむのがいいと思います(以前販売をした「オランジェット」に使用していました)。木のような自然の香りがして柑橘と合うような気がします。
「アロユナ 72%」は舌に乗せて口を閉じ、自然に溶けてくるまでじっくりと待ってゆっくり溶かしながら味わうと、なんとも繊細な酸味が感じられてとても好きです。甘党の私にははじめ物足りない気がしたのですが、食べ終わった後いつまでもアロマの余韻が鼻の奥に残り、次にドライフルーツ、そして赤ワイン……と進みたくなるような感じがして、そのままつい口に運んでしまいます。(以前販売をしていた「フォンダンショコラ」に使用していました)。
3月下旬まで販売予定の「ガトーショコラ」には「アロユナ 72%」を使用しています。また、今後コーヒーと合わせた焼菓子やガナッシュとしての使用を考えています。
他には、「ペパデオーロ」、「リオアリバ」、「アンブロヤ」など、種類も豊富にあるので用途に合わせて選べるのも嬉しいです。
『カオカ』のチョコレートを使用した「ボンボンショコラ」、「ガトーショコラ」、などは、3月中は販売予定ですので、ぜひ一度オーガニック・チョコレートの味を味わってみてください。
※掲載情報は 2019/03/09 時点のものとなります。
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キュレーター情報
洋菓子のシャルム オーナー
松永ひろみ
長野県出身。
地元に根付いた洋菓子店を経営する父の作る素朴な焼菓子が大好きで、自分も食にかかわる仕事がしたいと地元調理学校へ入学。その後、東京の大学へ進学。都内の洗練されたお菓子を見るうちに、自分もそんなお菓子が作りたいと思うようになる。
エコールキュリネール国立(現エコール辻東京)に入学し、フランス菓子の魅力にとりつかれる。同フランス校在学中に『パティスリーランペリアル(Patisserie l'impérial LAVAL)』にて研修。
帰国後、父の経営する『洋菓子のシャルム』のチーフとなり、今はオーナーとして地元素材を中心としたお菓子作りに取り組んでいる。
現在は、出産育児中につき限定商品のみ製造販売中。