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手土産にも好適!雑穀と大葉の風味がおいしい『七穀ぼた』
和菓子の老舗『仙太郎』さんを代表する定番商品“ぼた餅”。いつ頂いても美味しいのですが、毎年お彼岸の時期となるとやっぱり食べたい!いろいろなお店のぼた餅・おはぎがありますが、ちょっとした手土産などにやはり『仙太郎』さんの味わいは喜ばれます。
きな粉やあんこをまぶしたものもありますが、私のオススメはこちらの「七穀ぼた」。
元々、お彼岸にぼた餅・おはぎを供えるのは、小豆の赤色が邪気を払うという謂れから、小豆ともち米で作ったお餅を用いたことによるもの。
この「七穀ぼた」の色合いは、お彼岸の供養としていただくのにもぴったりだわ!と、わたし的には思います。
この赤色は石垣島産の黒米入りの五穀を炊き込んでいるもの。アワ、キビなどの五穀に、もち米、小豆を加えて七穀です。
中のあんこは、『仙太郎』さんこだわりの自社農場で育てる丹波大納言小豆を炊き上げた粒あん。羽二重のもち米も、自作のものと近隣農家さんのものなどを使用し、フードマイレージにも意識的に取り組んでいらっしゃるそう。昔ながらの味わいを守り続けるこだわりを感じます。
ほどよい歯ごたえと噛むほどに広がる風味、もちっとした食感も美味しい五穀入りの生地。さらに『仙太郎』さんの定番、生地に大葉をちょっと混ぜ合わせてあるのも、なんとも絶妙な味のアクセントに。この大葉入りの生地はクセになります。美味しい!!
自慢の粒あんも、ほどよい甘さと小豆の味わいがしっかりしていて、五穀入りのもち米とのバランスがとっても良いです!
定番の「七穀ぼた」の他に、店舗限定で十穀や八穀ぼた、黒豆ぼたなどの商品もあるそうです。素朴だけれどたしかな美味しさ。ほかの穀物ぼた餅シリーズも味わってみたいなと思います。
春のお彼岸のお供え物にも、ほっと一息、春のティータイムにもぜひおすすめしたい老舗の名品です!
※掲載情報は 2019/03/01 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フリーアナウンサー、ごはんソムリエ
天谷ゆか
福井県生まれ。福井放送(株)元アナウンサー。現在はフリーアナウンサー、ナレーターとして活動中。
着物の楽しさと、オーガニックコットンの心地よさや大切さを伝えるため、オーガニックコットンの木綿着物ブランド「るるん」立ち上げ、デザイン、プロデュースを手掛ける。
「食」への関心も高く、NPO法人 青果物健康推進協会所属の「ベジフルティーチャー」として、食生活の向上や食育、農業支援の活動にも積極的に参加。さらに、「ごはんソムリエ」の資格を取得。ごはんを中心とした和食の良さを伝えている。
趣味は、茶道、書道(四段)、ごはんの食べくらべ、日本酒、断捨離。