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株式会社トラキアトレーディング
カタルジーナ メゼック マヴルッド
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2月14日のバレンタインデー、ブルガリアではワインとその守護聖人である聖トリフォンを祝う儀式が各地で行われその年の豊作を祈願しワインを飲みます。聖トリフォンはまたの名を「トリフォン・ザレザン」と言い、ぶどう農家やワイン作りに携わる人達、さらにワインを売る人達にと、ワインに関わる人達にとても人気があります。
ちょうど2月は、冬の終わりと春の到来の境目となる時期です。シーズン最初のぶどうの木の剪定を行うために、人々がぶどう畑に集まります。剪定を行うのは男性達で、女性達は早起きして儀式用のパンを焼き、お米か麦の詰め物をした鶏を焼き、瓶に入れたワインと一緒に男性達に持たせます。また、土壌が良く農作物が豊かに収穫できる肥沃な土地のシンボルとして丸い形のパン「ピタ」も焼き、近所や親戚に配ります。
男性達は教会で礼拝を行った後、畑へ向かいます。そして日の出を見ながら三回十字を切って畑へ入り、三種類の木の小枝を切ります。その小枝の切り口を赤ワイン、聖水、クリスマス・イブに燃やした木の灰で洗います。剪定を終えると、男性達は畑に集まってパンやワインを食べて飲んで踊ります。そして夜になると、前の年に最も多くのぶどうを収穫して一番良いワインを作った人の家へと集まります。一番良いワインを作った人は「王様」、そして集まった男性達は「家来」として、その夜は新しい年の豊作のためにワインを飲みます、この儀式の習わしです。
「トリフォン・ザレザン」は15年くらい前から、聖バレンタインの日でもある2月14日に祝われるようになりました。そのため、この日はワインを祝う人たちがいる一方で、バレンタインデーとして愛を祝う人たちがいて、さらに両方を祝う人たちがいる、という具合に祝い方が選べるので、ブルガリア人にとても人気がある日でもあります。ブルガリアの場合、日本のバレンタインデーと違って男性から女性に贈り物をします。また日本の“義理チョコ”のように複数の人に向けて贈るのではなく、本命の女性ただ1人だけに贈り物を行います。妻、恋人、意中の女性などに、花を贈ったり、食事に誘ったりなどで相手の女性に自分の気持ちを表す日です。
そんな愛とワインを祝うバレンタインの日に楽しみたい、ブルガリアワインとして紹介するのが、ワイン神・ディオニソス発祥の地から生まれた葡萄に最適な土壌から造られブルガリアの至宝と名高い「カタルジーナ」です。
カタルジーナエステイトはブルガリア東南部、紀元前4世紀のワイン造りで名高いトラキア王の墳墓がある町・メゼック近郊にあり、古代から最高のテロワールが備わっていてワインの神様ディオニソスの発祥地だと言われています。
マヴルッドはホメロスのトロイの木馬の物語にも登場するブルガリア固有品種。トラキア王が飲んだ葡萄品種として有名で、濃いルビー色、ラズベリーやカシスの味わいに心地よいタンニンが合わさり滑らかな舌触りの逸品です。最後にほろ苦いキャラメルの香りと豊かな余韻を味わえます。
葡萄品種:マヴルッド100% alc:14.5% 熟成:フレンチオーク6ヵ月
※画像は2009年もののイメージです。実際に販売されているのは2012年ものとなります。
「?」のラベルが印象的なカタルジーナを代表する話題のワイン。目に麗しいパープルレッドが時間と共に深みを増します。黒い森の果実、トリュフ、スパイス、なめし革、そしてフレンチ・オークの香りが力強いフルボディを彩ります。さらにエレガントなチョコレートやモカ、キャラメルの味覚が加わり、なめらかなタンニンと芳しいフルーツの余韻が長く続き肉料理とのマリアージュに最適な赤に仕上がっています。
葡萄品種:カベルネソーヴィニヨン60% メルロー40% alc:14.5% 熟成:フレンチオーク新樽10ヵ月
※画像は2008年もののイメージです。実際に販売されているのは2012年ものとなります。
※掲載情報は 2015/02/13 時点のものとなります。
ブルガリア共和国大使館
ブルガリアはバルカン半島に位置し、北はルーマニア、西にセルビア、マケドニア共和国、南にギリシャ、トルコと隣接し、東には黒海があります。北海道より少し大きい国土で、首都はソフィアです。香水用のバラ栽培が世界最大産地ということでも有名です。ブルガリアの食でみなさんはヨーグルトを連想する人が多いと思いますが、さまざまな民族の食文化の影響、特にトルコ、ギリシャ、ルーマニア料理との共通点が多いです。また、良質なワインの産地としても有名です。