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記事詳細
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女性らしさを醸し出すベルガモットの香りも魅力
私の日常に欠かせない『TWG Tea』の紅茶たち。2008年にシンガポールで誕生し、日本にも上陸している紅茶ブランドの魅力は、シンガポール旅行のお土産として喜ばれることはもちろん、ラグジュアリーさのある特別な時間を与えてくれます。
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最近のお気に入りは、「フレンチアールグレイ」。缶を開けた瞬間からベルガモットの爽やかな香りが広がります。アールグレイとベルガモットは相性が良く、柑橘系のその香りは気分をリフレッシュできます。
そして、香りとともに目に飛び込んでくるのが、ヤグルマギク(矢車菊)の鮮やかな青紫色。あさぎ色と呼ばれ、まるでサファイアのように美しいです。東南アジアでは天然の着色料で青色を出すために、バタフライピーという花を使いますが、こちらのヤグルマギクは着色ではなく、ブレンドティーを華やかに彩る人気のハーブフラワーです。
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「フレンチアールグレイ」を飲みはじめたのは、お土産でいただいたことがきっかけでした。友人は私が同ブランドの紅茶好きを知っていたので、私が持っていない紅茶をあえて選んでくれたようです。女子力アップしそうな爽やかな香りに癒されて、それ以来、シンガポールや東京でリピート買いしています。
コレクションしたくなる缶も魅力!
私が『TWG Tea』の紅茶をセレクトする時には、2つの方法があります。ひとつは気分によって茶葉を選ぶこと。もうひとつはパッケージでセレクトすることです。茶葉の種類や量によって缶の形が違うことはもちろん、イラストや色も異なるので、パッケージを見て“ジャケ買い”するように選んでいます。
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「フレンチアールグレイ」と「ポロクラブティー」が詰め合わせになった「スイートハートセット」は、おとなチックなかっこよさが魅力。全体的に上品な色合いなので、目上の方や特別なプレゼントにおすすめできます。
イギリスの伝統競技であるポロを描いた「ポロクラブティー」は、緑茶の芳醇な甘い香りが強く、男性的な凛々しいパッケージ。一方、花を描いた「フレンチアールグレイ」は、爽やかな女性らしさもあって、対照的な味です。このふたつを飲んでいると、どこか寄り添うような恋人たちのイメージがあって、ネーミングもぴったりではないかしら。
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『TWG Tea』は、東京、横浜で5店舗を展開していますが、シンガポールでは12店舗あり、その中には空港も含まれています。特に私がおすすめなのが、チャンギ国際空港ターミナル4の制限エリアにある店舗。天井までに並んだ紅茶缶は目を奪われるほどに圧巻です。旅の最後の思い出に、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
※掲載情報は 2019/01/22 時点のものとなります。
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キュレーター情報
アジアンフードディレクター
伊能すみ子
アジアンフードディレクター/1級フードアナリスト 舞台制作や民放気象番組ディレクターを経て、食の世界へ。調理師専門学校で調理、食文化を学びながら、食の専門家であるフードアナリストとして活動を開始。メディアを中心に飲食情報の提案やアジア各国料理の執筆、講演、講師、レシピ制作などを行う。
「ASEAN食のコンシェルジュ」、「タイフードコンシェルジュ」、「カンボジア旅のリポーター」などの肩書を持ち、食と旅の提案も手がける。年に数回、アジア諸国を巡り、屋台料理から最新トレンドまで、現地体験を専門webサイトにて多数掲載。書籍『専門店が教える スパイスの基本』(PHP研究所)では、レシピを担当。日本にいながらも他のアジア諸国のおいしい料理を楽しめるような、環境作りを目指す。